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ダライ・ラマ14世の講演を聞く・穂村弘の「絶叫委員会」を読む

ダライ・ラマ、案の定、したたかでくえないかっこいいじいさんでした。

・「想定されていた質問」がいくつかあったけれど、中高生のはまあまあ。お寺の若坊主のは腐った青年の主張みたいでどうしようもなかった。ほんと、「その定義はおもしろいからこんどOxfordにのせてもらえば?」という猊下の辛辣なこと(笑)

・「宗教」というときに、いわゆる邪教的なものはどうあつかうんだろう。信心が私的なものであるならば、そこには多様な宗教がありうるわけだけれど。

・「あなたは立派なクリスチャンだ、といわれたことがある」というくだりは爆笑するところだと思うけれどなあ。

・盆暮れ正月楽しそう、も(笑)。

半蔵門にて高校の同窓会。まあ、自分の期はほかにだれもいなかったのでそんなもんかと。駅前の本屋で穂村弘の「絶叫委員会」を買う。この本屋、いまどきめずらしく平積みの中に出会いがある。こういう本屋はがんばってほしいなあ。

・例に違わず、最初は種村季弘かと思った。

#これの他にも何冊か買い込みました。

・で、穂村弘の「絶叫委員会」。言葉のもつ繊細でドラマティックな力を思い出すことのできる良書。まあ、ネタのためとはいえ普段dankogaiの吐き散らすアレみたいな下品な文字列をおいかけていると、こういう言葉の力を忘れそうになるのでよいリハビリです。

・まあ、いまどきの若者なんかは周囲でみている限りは薄汚くすれていて、会話をみていてもなにも発見がない。まあ、うちの環境のせいかもだが。

・池袋のビックカメラで米人とおぼしき外人さんがエレベーターに乗りなら「このエスカレーターが」とやらかしてつれのガールフレンド(日本人)に「これはエレベーターだよ」と訂正されたのを見たのを思い出した、とかそういう感じ?

・中華料理屋(ちゃんとした・ホンモノの・日本人客があまりいないような)のメニューには発見があるような?

・で、「絶叫委員会」。他人の昆虫標本の箱を覗き見させてもらった気分になれます。

・思ったのは、こうしてきちんと拾い集めるアンテナさえあるならば、言葉とはまさしく西尾のいうところの「怪異」そのものだよね、と。

・実は、ここからPKFの相対主義まではとても近い距離なのだけれど、科学論の話はまた別にまとめることにしないと発散しちゃうなあ。

・トンボに似ている、ということは穂村さん、やせていて頭or目がでかい、のですね。

・しかし、Googleよ、これ↓はないだらふ(笑)

>「絶叫委員会」に関連する検索キーワード
>公正取引委員会
>東京都教育委員会
>神奈川県教育委員会
>北海道教育委員会
>埼玉県教育委員会
>茨城県教育委員会
>証券取引等監視委員会
>京都府教育委員会
>企業会計基準委員会
>食品安全委員会

・どれひとつとして「関連」してねぇ(笑)。いや、逆にそれによって「絶叫委員会」的関連を露骨にみせているというべきなのか?