Anything Goes (again) ...

Yahooブログから移りました

ミノルタ16用 デイロード16 白昼現像タンク(Minolta Dayload 16 for 16mm Film)

ミノルタは16mm時代に少なくとも二種類の専用現像タンクを出していました。一つは通常の、ダークバッグで装填するタイプ、もう一つがこの白昼現像用タンクです。 これが、変わっている、というか妙に凝った作りになっています。説明書の「ミノルタ16専用の現…

ハンドミクロトーム(四十数年かけて辿り着くなど)

ちゃんとしたものを手に入れようとするとなかなか結構なお値段だったりするハンドミクロトーム。ただ、隠居した後にも簡単に切片を作りたいので一つは手元に欲しかったものです。そもそもは、裳華房の「顕微鏡標本の作り方」で見て以来気になっていたところ…

Rolleikin (ローライキンでローライフレックス3.5Fを35mm化)

FlexaretVI で似たようなことをしましたが、こちらはもっと有名なやつ。手持ちの2.8Fか3.5Fでいつか使いたいと思っていたのです。 ただ、ネットとかを見ているとそれなりに情報があるように見えて、実は意外と肝心なことがわからない、みたいな感じでなかな…

Medical-Nikkor 120mm F4(もう一つの個性的ニッコール)

これも、大学で見かけて以来欲しかったレンズ。1981年発売、接写専用、リングライト内蔵、というとんがった代物です。少し前まで、レンズ単体の出品はあったけれど電源装置とこみのものがなかなかなく(リングライトが使えない)、諦めていたのですが、どう…

餃子総本店の四川辣子鶏(「炎の旨辛唐揚げ」) 手を広げすぎたのでは…

近場に「福満園監修」の店ができた(なんでも、福満園にいたひとがつくった店らしい)、というので期待して行ったのですが… メニュー写真にはちゃんと唐辛子もたくさん写っていて、説明文も辣子鶏のものとして間違っていません。「当店のものは日本人にもた…

Sekonic L-28A2(別名Studio S2)

1970年のモデル。名称に混乱が見られるのが興味深いところ。セコニックの初代がModel S、その後期型がModel S No.Kなのですが、同時にそれはL-28Aでもありました。ここから、初代のSはL-28なのではないか、と想像できるのですがそういう資料は見つかりません…

NorwoodDirector Model-B (スタデラ型露出計の始祖)

1948年にAmerican Bolexに開発された(なのでModel-B)Director。「この形」の露出計の始祖であり、現行のL-398Aに連なる系統の開祖です。 立派なハードケースに入っており、現在でもちゃんと針が動きます。 いわゆる「スタデラ」となっていくこの初代のモデ…

Sekonic L-28c (名前がStudio Deluxeになった)

1964年のセコニックStudio Deluxe。時期的にL-28AとL-28A2に挟まれたモデルです。このあと、1989年のL-398MがStudio Deluxe IIを名乗るまで、「Studio Deluxe」というモデルが複数出てくることになります。Sとの関係もなぞ。中央にストップボタンがつきまし…

Studio S  の後期型(Sekonicの名前が表に出る)

Sekonic Studio Sの Model-S No. K、という名称です。文字盤からBrookwayの名前が消えてSekonicになりました。また、文字盤自体が黒字になって視認性も向上。 「Model K」という表記以外に前期のSとの名称の区別はありません。また、おそらくはそうであった…

Norwood Director Model-C(スタデラのさらにご先祖)

Norwood DirectorのModelCというものを入手しました。NorwoodのDirectorは、1948年のModelBからこの形になっています。したがって、スタデラの源流たるべき開祖はModelBなのですが、その2年後、1950年のマイナーチェンジ版がこのModelC。まだ、セコニックと…

Ai Fisheye Nikkor Auto 8mm F2.8 (本物の魚眼レンズ)

ずっと前から欲しかった(6mmなんて贅沢は言いません)円周魚眼をようやく入手。Aiになっているマウントなので、そのままD3で使えます。正面から見るとD3の姿はレンズに隠れて見えません。このほれぼれ(ひやひや)する先玉の存在感。学部の頃、生態学の研究室…

MacBookPro 15' 2018のバッテリートラブル(Appleのお世話になりました)

ある朝、職場でメールを確認しようとした時に、Macががたつくのです。15インチのキーボードの上に液タブをおいているのだけどそれもなにやら不安定。嫌な予感がして側面から覗いてみたらこの有様でした… これ、2018年モデルを発売と同時に購入したので購入し…

MEC16SB(「世界初」の個性)

先代のMec16は露出計なしで1956年に発売されていました。そして、SBが1960年。このクラスで初のゴッセン製TTL露出計を備える、という豪華なやつ。しかも、内蔵TTL露出計、という意味でも世界初。(PentaxSPプロトタイプの発表が同年。トプコンREスーパーが3…

Minox ECX(一応、最後のMinox)

1998年、MinoxECの最終形。「最後の」と言っても正確にはこの翌年にMXが出るわけですが、あっちはフジのOEMだしなあ、と。ECXとECとの違いはほとんどわかりません。デザインにフォルクスワーゲンが参加した、と言っても基本的な形を変えるわけではないため、…

モルトの交換 (Canon デミの復活へ)

古いカメラはだいたいモルトが劣化しています。硬くなったり、崩れていたり、押すと潰れて戻らなかったり、等。当然、そこから光線を引いたりするのでよろしくありません。 このデミも、半世紀たっているのでモルトもそれなり。なので、交換することにしまし…

Canon デミ(ハーフサイズの名機)

「子供が生まれたから、カメラを買おう」という文化は、今でもあるのでしょうか。このデミは、自分が生まれた時に父親が手に入れたものです。昔のアルバムにはハーフサイズで撮られたの自分の写真が貼られていて、その一部はベタ焼きのままだったりして時代…

MinoxTLX (LXの最終形)

電子シャッターが改良されている、とか、表面がチタンコートされただけで中身はかわらない、とか情報の錯綜がみられる最終型ミノックスであるところの1996年発売のTLXです。LXに比べれば生産数が少ないからか、あまり見かけない気がします。前面にMINOXの文…

リバーサルの現像(もう一つの過去からの懸案)

C41系のカラーネガ現像は、「低温調理器」という現代の新兵器で実行できました。後一つ、40年来の懸案はずばり「カラーリバーサルの現像」です。もっと早い時期に手をつけていれば市販の薬剤もいろいろあったのに、と悔やまれますがそれは今更言っても仕方の…

Vesterbox35(タンクの歴史)

ちょうどタイミングが、というやつでオークションで入手したVesterboxの35mm版です。例によって、使い方はRondinaxのサイトから勉強。Rondinax35のマニュアルを見ていると、現像液は200ml使用。液の投入・排出時にもリールは回転させ続ける、とあってやはり…

Minox BL(B型の完成形)

1972年発売のB後継機種。72-73年の間のたった2年間生産のモデルで、生産台数が17,880台、というから少ない方です。情報もあまりないのだけれど、ちょうど「写真工業」の1972年12月号のレビューが詳しいので参考にしながら。 BLはCの発売を受けてB型を改良し…

Volvox(お遊びフイルム)

カメスズさんのフイルムガシャで入手したもの。要するに、事前にフイルムに感光処理がしてあるので、現像後が楽しみですよ、と言うやつです。 こう言うのも昔は楽しもうと言う気分にならなかったので、歳をとると余裕が出る、みたいなところでしょうか。 意…

Contax RTS2 Quartz (歳をとると回帰する)

RTS2がでた1982年当時は、初代との重量バランスの違いとか、電源スイッチがあることとかが嫌で興味がわかなかったのです。いや、電源入れないとシャッターがきれないのに「リアルタイムシステム」って何だよ、みたいな。 歳をとって、AXやRTS IIIも使うよう…

美スズ シゲール白昼現像機(これも一つの始祖)

過去に一度ヤフオクでニアミスし、ようやく、実物に遭遇できました。昭和39年の「シゲール白昼現像タンク」。この美スズ(元 美篶)というメーカーはミゼットを出していたところではないですか。Pat.番号も一致するし、昭39-32768の特許出願書類の図のまんま…

iPhone11Pro(またも2年越し)

2年使ってきたXのバッテリーもちょっと減るのがはやくなってきたし、13mmのカメラも欲しいし、ということで11Proに機種変更しました。XはそのままSIMロックをはずして家人の手に。 今回は、auのオンライン購入、自宅受け取り、にしてみました。手続きの返事…

Sekonic L-188 Autoleader(基本形)

これも1,000円。小型で使いやすい反射式露出計です。一時期流行った小型露出計の一つ。追針式で結果は直読なので感覚的に使えます。L-318との違いは「測光ボタンを押している間だけ針が動く」こと。318は一度測光してしまうと機械が値を保持するので、絞り値…

Meopta Flexaret VI ふたたび(35mmの二眼レフ)

Flexaretに興味を持ったきっかけがこれ。35mm用のアダプターです。ちょうどいいタイミングでeBayにて揃ってしまったのでした。手元にきたのは、各種のモデルに対応したアダプターのセット。フィルムマスク、ガイドレール、巻き上げ・巻き戻し軸、ファインダ…

Sekonic L-318(必要にして十分な一台)

カメラはスズキさんのジャンクボックスからひろってきたもの。ジャンクとしての症状はバッテリーボックス内の激しい液漏れ、でした。バッテリー室の蓋がそのままでは開かないほど。とりあえず、固まっていた単三電池をなんとかとりだして、電池ボックス内を…

Sekonic Studio S(初代スタデラ)

池袋のカメラのキタムラにて「スタデラが1,000円」というので購入したもの。とはいえ,中央には針を止めるボタンがないし、Brockwayとか書いてあるし、よくみるとどこにもDeluxって書いてないし、なんだろう?となりました。針はちゃんと動くし、測定値も実…

Meopta Flexaret VI (チェコのMeopta製二眼)

Meopta社はMicromaの「個性的な使いにくさ」が酷く印象に残っているわけだけれど、こちらは二眼レフ。1961年のオートマット機です。グレーの見た目がおしゃれ。二眼レフとしては後発の部類で、セルフコッキングのオートマットが使いやすいです。このシリーズ…

Minox110S (ミノックスのレンジファインダーワンテン)

35と同い年の1974年生まれ。レンジファインダーだったり、パララックス自動補正だったり、被写界深度が表示されたり、mとftの切り替えができたり、といろいろと凝ったつくり。Balda製とのことだけれど、手抜きは感じられません。観音開きって"French-doors"…