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Contax RTS2 Quartz (歳をとると回帰する)

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 RTS2がでた1982年当時は、初代との重量バランスの違いとか、電源スイッチがあることとかが嫌で興味がわかなかったのです。いや、電源入れないとシャッターがきれないのに「リアルタイムシステム」って何だよ、みたいな。

 歳をとって、AXやRTS IIIも使うようになって、なんとなく気になってきました。ちょっと前は初代よりも壊れにくい、とか数がでている、とかいわれていてたのに、気がついたら初代のほうが動作品を入手しやすい事態になっています。オークションでもなかなか手頃な値段にならなかったのですが、ようやく一台手に入れました。


 RTS2のポイントは、当時の売り文句でもあったクォーツ制御である(使っていてもわからない)、電源スイッチがある(露出チェックにも電源Onが必要)、シャッターがチタン膜、電池ボックスの蓋に取手がついた(10円玉要らずはありがたい)、分割巻き上げができる、AEロックがついた(これはありがたい)、バッテリーチェックボタンがなくなった(RTSでは頻繁に押していたので違和感が)、シャッタースピードダイヤルにロックボタンがついた、セルフタイマーが電子制御になった、アイピースシャッターがついた(それも左右から閉じる)、1/50の緊急用メカニカルシャッターがついた、などなど。

 

 しかし、さらに大きなポイントは「ここからミラーずれというContaxの持病が生まれた」ことでしょう。


 今回入手したボディも、本体はとてもきれいなのだけれどミラーが下に3mmほどずれていたものです。例によって、ドライヤーでゆっくり温めてからそっと戻しました(戻すときの力かげんを間違えるとミラーの枠が歪みます)。

 AXやRTS3でやってきたことなので慣れたもんです、が、これはこの後も定期的にチェックが必要ということでもあります。

 初代との違いを確かめたい、と言うこともあるし、しばらく持ち歩いてみようと思います。手元にRTSが揃った、ことだし。

 

P.S.一月ほど置いておいたらミラーずれが再発しました。確かに「ずれやすい」みたいですねこれ。