Anything Goes (again) ...

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2017-01-01から1年間の記事一覧

ユダヤ人を救った動物園(あまり動物関係ない)

予告編では「動物園を経営する夫婦の奥さんが」という流れだったけれど、実際には旦那主導による救出劇。場所的な特質もあるのでそれほど過酷な戦争場面はありません。動物園としても、最初の爆撃で街に動物が脱走したところくらいが見せ場であとは「広い施…

否定と肯定(対立項目をたてる、という欺瞞)

ガス室問題です。デボラ役のレイチェル・ワイズが無礼で短気なアメリカ人(笑)を上手に演じています。(もちろん、裁判に勝つためにそれらの性質は後半ではちゃんと影を潜めていきますが) 対する捏造歴史家をティモシー・スポールがこれまた怪演。この役に…

ギフテッド(天才対毒親)

天才的な数学の才能を持つ子供をめぐり、元数学者の祖母と、姉から子供を託された叔父をめぐる人間関係。基本的に、高学歴家族の中に「名声願望」のある人間が一人はいりこむと、それが群れを滅ぼす黒いネズミになる、という話です。子供を英才教育すること…

妖怪ウォッチ シャドーサイド 鬼王の復活(鬼太郎先輩の新シリーズはまだかしら)

30年後の妖怪ウォッチ。妖怪たちのデザインも一新し、あいかわらず声優を贅沢に起用し、さらに今回は鬼太郎の客演(それも野沢雅子!)もあり、という豪華さ。あいかわらず、どこまで子供に通じるんだよ、という小ネタの大量搭載もあり、笑いあり涙あり、の…

StarWars Ep.8 最後のジェダイ (まあ。SWなんか昔からそんなでしょ、と言ってしまえばそれまでなんだけど)

SWよりST、な人間です。SWを映画館で見るようになったのもEp.1以降です。もともと、SFというよりもお祭り感の強い作風だとは思っていたし、「こまけぇことはいいんだよ」という勢いによって構築されている世界、だというのもわかっていたつもりなのだけれど…

オレの獲物はビンラディン "Army of One"(アメリカの恐ろしさ)

ポラットのラリー・チャールズ監督。実在のおかしな人物を、ニコラス・ケイジが熱演しています。実在の、ということを考えさえしなければ、頭のおかしい、行動力だけは山のようにある「愛国者」の物語。バカ笑いしながら見終わって、エンドクレジットに「本…

Minute16(もうひとつのアメリカン メイド)

TYNARに先立つこと一年、1949年のモデル。外見はTYNARそっくりです。シャッターは1/60単速、ピントは固定、絞りは切り替え式の三段階。三脚穴とストロボシンクロ付き。TYNARと違うところは巻き上げにフィルムのパーフォレーションをつかっているところ。なの…

オリエント急行殺人事件(映像の美しさと俳優の贅沢さ)

ケネス・ブラナーのポワロはなかなかの発明品かもしれません。「アクションありのポワロ」です。そして、やたらと強いあの杖。風景を含めて映像がとても美しいのも良いです。なんともおしゃれ。そして、俳優陣が贅を極めているのでその美しい背景に負けてい…

仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー (実に久しぶりに面白いライダー映画)

ライダー映画、やればできるじゃん、と。ここ数年の駄作の連発がまるで嘘のような一本。上堀内監督の名前は覚えておきましょう。過不足なく、それぞれのライダーの設定をくみこみ、前回のぐだぐだな映画のワンシーンを巧妙にスパイスとしてとりいれ、文句な…

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話 (Mk.IV!)

かえってきました。学園艦下層の船舶科を一次大戦時のMk.IVと共に添えて。いつもどおり、1戦目の途中から始まり、時間を遡り、ピンチをのりこえて決着がつくまえに終わる、という展開。各キャラクターはあいかわらずだし、悪ノリも含めてよいノリも安泰だっ…

京華楼 鶴谷町CRAIN店の川味辣子鶏

中華街のお店には以前行ったことがある京華楼。横浜駅の北口にもできていたので行ってきました。北口すぐそばのビルの三階。同じビルには火鍋の小肥羊も入っています。メニューをみても中華街店同様にちゃんとした四川のお店。辣子鶏は、大量の唐辛子と花椒…

ゴールデンリコー16 (きんぴか)

リコー製。ステキーの発展形で1957年発売。通常のカメラのような横型のデザインとなり、金ピカ。この金ピカのせいかアメリカではまたしても大人気になったのだそうで、実際、いまでもeBayでは結構いい値段がついています。ファインダー対物側のコーティング…

TYNAR 16mm(アメリカン メイド)

1950年のモデル。当時の雑誌広告の ”With Lifetime Supply of Free Film for Camera!” に震えます。さすがにもうやっていないのだろうけれど、現像代を払ってフィルムを送れば現像済みのネガ、プリント、新しいフイルム一本を送り返してくれるというサービス…

iPhoneX(二年ぶりの機種変更)

初日の申し込みが少し遅れてしまい、第二ロットでの入手となりましたが、それほど品薄感はない感じ。いままで使ってきたのが6SPlusなので、7と8を飛ばしての更新です。とりあえず、動作が速くなったのはなによりもうれしい。巷で噂の「ホームボタン」ですが…

ジャスティスリーグ(スーパーマンまじスーパー)

ランタン!もう、まずはこれにつきます。過去の戦いの場にグリーンランタンがいるし、ステッペンウルフにやられてリングが飛び去っているじゃないですか!!もう、グリーンランタンの再起動、信じて待ちます。 とはいえ、たぶん日本人にはDCワールドってもう…

クボ 二本の弦の秘密(お盆のDNA ただし組み替えは起こらないものとする)

ストップモーションをベースとした人形アニメ。ところどころ雑なところもある(三種の武器防具がたいして使われないとか)けれど、総じてよくできています。おもしろかった。物語は日本のお盆の風習を基底に持った上で、そこから逆算して作られているのでそ…

ローガン・ラッキー(愛すべきおばかたちのハッピーエンド物語)

不器用なオーシャンズ。なにしろ登場人物が揃いも揃っておばかばかり。ダニエル・クレイグも楽しそうにやってるしこういうお祭り映画はよいものです。ローガン兄弟のおばかさかげんに、クレイグが噛んで含めるように説明したり、あげくの果てに壁一面使って…

GODZILLA 怪獣惑星(虚淵による王道ゴジラ あるいは東宝の仕切り直し)

東宝は馬鹿ではなかった、というのが最初の感想。あの、絢爛たる徒花の庵野ゴジラをつくりながら、裏ではちゃんとしたゴジラ映画の企画もすすめていたとは。しかも、庵野ゴジラと「ぶつからないようにみせかける」ためにアニメですよ虚淵ですよ、という「う…

ソー:ラグナロク (あの変な邦題はなんとかならなかったのか…)

前作が微妙だった者としてはこれぞ「みたかったソー」。なんといってもおバカ兄弟の仲良しっぷりと冷静なDr.ストレンジ(ソーサラー・シュブリームになった後かしら)、そして奇矯なジェフ・ゴールドブラム、というあたりでもう満点つけてあげたくなります。…

セブン・シスターズ(いろいろと惜しい)

アイデア勝負の近未来ディストピアもの。原題がモロにネタバレなので、邦題のほうがよかった稀有な例、でもあります。ノオミ・ラパスの一人七役のがんばりがボイント。映像も基本的にはこだわりがあって悪くない。ただ、脚本と演出にキレがなくだらだらと物…

セントラル・インテリジェンス(ザ・ロック様の世界)

ドウェイン・ジョンソンってプロレスやめてからの方が体格良い気がするのだけど。と、いうわけでおばかコメディの皮をかぶった切ない青春の一コマとその落着までを描くロック様ワールド。過去の自作パロディをいくつも詰め込んだ上、パートナーがケヴィン・…

Yashica Atoron Electro(EEモデルの一つの完成系)

1971年。ヤシカはこのあと110に移行するので、Minox版カメラもこれで終了、となります。16mmもMinoxも二機種ずつ、という。なぜか前面に「ふた」があります。撮影時にパーツが一つ増えてしまうのはあまり良いことではないと思うのですが、デザイン優先だった…

IT(セス・グレアム=スミスにはやられっぱなし)

予想していた以上にITでした。90年版が美化された記憶になっているとしても、今回はそれをきっちり上回ってくるとは。スカルスガルド家のITは愛くるしくも恐ろしい。子供たちも、キングならではの一夏の自分探しにふさわしい存在感でよかった。時系列を整え…

映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!(パリを舞台にしたブリキュア映画にはずれなし)

肉弾戦をやめたブリキュア、ということで展開している本編とのリンクをたもちつつ、子供達が堪能できるような展開と尺を丁寧に組み立てました。劇場の中で子供たちの声が聞こえてくる幸せな箱。「動物モチーフ」を逆手にとられたサービス変身に、さらにそれ…

シンクロナイズドモンスター(なぜソウル)

宣伝でいうところのアル中ダメ女の再生物語、というよりも、クズ男にふりまわされてきた女性がそいつらをふりきって(文字どおり)自立する物語。ラストはきちんとした巨大ヒーローものです。実はこの映画にでてくる「クズ」はアン・ハサウェイではなくその…

Edixa16 (ヴァースケの16mmカメラ)

1960年。Rollei好きとして避けては通れないもう一つの16mm。ヴィルギン時代のハインツ・ヴァースケ設計による16mmカメラ。Rollei16と同じRADAカセットを使うタイプです。とはいえ、Rolleiとは違ってフィルムのパーフォレーションを使わずに巻き取りスプール…

ブレードランナー2049(「前作で十分ですよ」 あるいは 「(監督は)奇跡を見たことがないのだろう」)

お金をかけまくったので映像はきれい。そのおかげでなんとか2時間40分を耐えられました。シン・ゴジラと違うところは映像が美しいので途中で箱に入ったこと自体を後悔したほどではなかった、というあたり。映画の中身は…なんともいえないなこれ。そもそもの…

Bell Kamra Model KTC-62(謎の素性の16mmカメラそしてラジオ)

1959年の興和光器製作所製Rameraの別バージョン。すでに1948年に127フィルムを使った真空管ラジオ付きのトムサムラジオカメラがあったようで残念ながら世界初の、ではないではないみたいですが、もしかするとトランジスタラジオとの合体はこの機種が初なのか…

猿の惑星:聖戦記 (シーザー物語、としての完結)

三部作としてのまとまりがつきました。物語としては悪くないバランス。これで、ようやく最初の猿の惑星に繋がる準備が完了、です。コーネリア「ス」がシーザーの跡をひきついで文明化された猿の惑星のリーダーになりそう。 尺が長く、それでも物語をつめこま…

斉木楠雄のΨ難(いつもの福田組)

いつもの、です。山田孝之がみつからなかったけどいなかったのかな。続編で兄役とかやるのかな。 斉木の日常と漆黒の翼の物語と二本立て、みたいな感じで中二病くんが笑いをとるというよりもしれっと中二病だったり。橋本環奈は神楽からのひきつづきですが、…