Anything Goes (again) ...

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2017-01-01から1年間の記事一覧

アトミックブロンド(Depeche Mode!)

予告編で流れたDepeche ModeのBehind the Wheelが大音量でちゃんと流れ、プリーストの時のような予告編詐欺ではなかったことでまずは満足です。逆にKillerQueenは流れなかったり。冷戦時代の冷戦とは直接関係の無い、というたてまえ(というネタバレ)の「あ…

バリー・シール(よくもわるくもアメリカ)

現代”American Made”。そういうトム映画。編集でかろやかにしてはいるし、トムはいつものトムなのだけれど、あとから物語の酷さがじわじわくる。DEAとCIA、そしてFBIと州警察と…etcetc。軽いノリとフックトオンクラシックのリズムで物語はすすんでいくし、ト…

Rollei Infrared 400(初赤外フィルム)

以前もらってそのままになっていたローライの赤外フィルムを試してみました。もらってから数年たっているので赤外域の感度は落ちているかもしれないし、とりあえず初めてだし、ということでキャノンの沈胴5cmにケンコーのR1フィルター(オンラインから受注生…

Rollei16Sと16とEdixaマガジン(いかにもRolleiらしいメカ感)

Rollei好きとして、個人的には16mmカメラとしての憧憬はRollei16Sにむかっていて、これがまたなかなかeBayでも良いものが出てこないのです。とにかく、Super16のマガジンつきのものがほとんどでてこない。で、調べているうちにどうもEdixaとマガジンは共通ら…

Fujicolor MC007(小さいが完成度は高い)

1997年の量産型Minox機。1993年のキングAcmelMDのOEMです。キングはAcmelの名前でMinox版カメラを三機種だしていて、その最終モデルをフジカラー販売からだしたOEM。007という名前がジェームズ・ボンドネタだ、という噂は本当なのでしょうか。たしかに001か…

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第三章 純愛篇(福井の悪い手癖が)

えーと、まあ、覚悟を決めていったので思ったほど悪くはなかった(というかそれなりには楽しめた)というところでしょうか。旧作準拠シーンの再現度は高いし、ある程度は見せ場もあります。問題は、地上波放送用の組み立てなので、小さい見せ場が25分単位で…

Mamiya16 EE DeLuxe(大きくて分厚い)

1962年のマミヤ最後の16mmカメラです。とにかく大きい。この前の16DeLuxeでも巨大感があったのだけれど、こちらはさらにどっしりとしています。とにかく分厚くて重たい。マミヤらしく「全部入り」で、セレンメーター搭載のEE付き。ピントもマニュアル。しか…

緑茶現像(茶葉を粉砕して使う、というのは応用がききそう)

緑茶現像液、というものがあるということを知りました。ところが、webには詳細がでてこない。情報としては「写真工業」の66巻12号に阪川・西山による2ページの記載があるけど、「写真工業」の編集部にもバックナンバーが残っていない、という状況。なので、…

Yashica Atoron(国産ミノックス的な)

1965年のヤシカ初のMinoxフィルム機。前年の16EEからの鞍替えです。16mmからMinox版にのりかえたことで、「国産初のMinox版カメラ」となりました。子供の頃はなんとなく偽物感を感じてしまって手に取らなかったのですが、こうしていろいろな小型機を使ってか…

美白化粧水現像(白くするやつで黒くする)

あとはもうそのものズバリ、を試すしかないでしょう。そう、現在アマゾンなどで「ハイドロキノン」で検索するとでてくるアレです。とりあえず、「ハイドロキノン5%」という奴を買ってみました。現像液200mlとして、たとえばD76相当の分量にするならば、20ml…

ビタミンC現像(液は濃く、像は薄い)

ビタミンCは還元剤として現像の主剤にもなる、という話があります。さらにE-72やE-76とは異なり、フェニドンやメトールもつかわない処方がある、というのでこれもやってみようか、と。これも調べていると頭が痛くなってくるはなしでありまして… 一番簡単な処…

ドリーム(アポロじゃないよ)

ひさしぶりのカーターさん(POI)。物語としてはライトスタッフとかぶります。邦題とポスターで一悶着あった事で有名になった一本。有色人種差別とマーキュリー計画とIBMです。当時のNASAの実際の手弁当感はちょっとごにょごにょして、白人vs黒人の類型的な…

リコー ステキー(驚きの小ささ)

1946年製。いまのところ知る限り最も古い16mmカメラ。ほとんど姿を変えずにステキーII、III、とすすみ、突然横に倒れて金ピカになっちゃう未来をもちます。最も古いけれど、レンズ交換式のダブルマガジンというとんがった設計。マガジンがMamiyaと共用可能、…

デジモンアドベンチャーtri 第5章 「共生」(脚本酷すぎ。しゃれにならないくらい酷い)

いろいろと言いたいことがありすぎてつらいです。まず、第1章からぐずぐず言っていた太一のメンタルがいつのまにか元どおりになっています。あの「悩み」がまったく物語に関わってこない。まあ、それをいうならこれまでにちらりと触れられていたはずの「02…

Mamiya 16 Super(密度の高いマッチ箱)

マガジンさえ手に入ってしまえば、オークションでの出物をみつけるだけです。と、いうわけでMamiya16 Super。Mamiyaとしては二代めの16mmカメラ。小さい中になにもかもを詰め込んだMamiya自慢の一品、というところでしょうか。1951年のモデルなので、ステキ…

レモンティー現像(大量の紅茶が必要)

お茶による現像、という意味では「緑茶現像」というものがあるようなのですが該当する号の写真工業がまだ入手できません。ただ、「没食子酸のアルカリ溶液は還元力が強く写真の現像にも用いられる」という記述を発見。だとすると、コーヒー現像の際には働い…

Mamiya 16 DeLuxe (シンプルなマミヤ)

1960年という比較的後発のMamiya。露出計は内蔵していない代わりに、実にきれいにシンプルにまとめられています。このあと、2年後にこのモデルにEEを搭載したスタイルの機種をだしたのがMamiyaの16mmカメラの最後となります。絞り、シャッター速度、ピント、…

Mamiya 16 Automatic(いかにも「メカ」)

1959年のモデル。マミヤの16mmカメラとしては後発の部類です。時々「Automat」と誤表記されていたりしますが「Automatic」です。マミヤはマガジンが独特なので、マガジンのついてくるものを探していたらこれにたどり着きました。メカニカルでいかにも「全部…

スイスアーミーマン(よく撮ったなこれ、という満足感)

そもそもタイトルが意味不明で、事前の情報ではさっぱり中身が想像できない、という。蓋をあけてみたらスイスともアーミーとも関係なく、ようはビクトリノックス的十得ナイフ男。なぜか多才な死体のメニーと、むちゃくちゃ手先は器用なのにどこかへたれなハ…

エスプレッソ ドッピオ現像(コーヒー、といえばエスプレッソ)

エスプレッソ、好きです。少し前にスターバックスの某店でドッピオを頼んだらお店のお姉さんに「お客さん、苦いの飲めるんですね、すごいですね」と謎の褒められ方をしたくらいにはエスプレッソが好きです。以前はカルメンシータでマキネッタ方式のエスプレ…

スクランブル(贅沢な車たち)

クライム系、といっていいのかどうか。と、いうのも映像の半分はクラシックカーを愛でるシーンだし、残り半分はどんでん返し系だし、というわけで楽しい娯楽作品となっています。オーシャンズがミッレミリアしてる感じ。小粒だけれど存分にやりましたぜ、と…

Konan16 Automat (オリジナルの存在感)

1950年。ミノルタ16シリーズの始祖、つまり世界でもっとも多くの子孫を生み出した16mmカメラです。正確にはこの前に1947年のミカ オートマットというのがありますが、オークションでもみかけたことがありません(Konan16とほとんど同じだとのこと)。Konan16…

コーヒー現像は単純に好奇心から(問題はハイドロキノン)

フェニドンが入手しにくくなったことを調べているときに「現像主剤は毒性があるから規制されるのでは」というふんわりとした言葉がネットに流れているのを見たり、「環境にやさしいコーヒー現像」というフレーズを目にして「???」となったりしたことも遠…

Minolta16 MG-S(常用には一番使い勝手がよい)

1970年発売。MGの露出計をセレンからCDSにかえ(EE2から見れば「戻し」)、シャッター速度優先AEを搭載したモデル。露出計の動作は、ファインダー内のインジケーターではなくボデイ上面のメーターで絞り値を示すタイプにかわりました。次のQTには自動露出が…

Minolta16 EE-II (EEの正常発展型)

1963年。露出計をCDSタイプに変更したEEの正常発展型。電池はH-CなのでMG-Sと共通で使えます。関東カメラサービスさんのM44アダプターでSR41Wを適合させることができます。Auto設定がH(1/200)とL(1/50)の二段階に別れました。ゾーンフォーカスのスライドノブ…

エイリアン コヴェナント(娯楽版エイリアン)

プロメテウスに引き続き、リドリー・スコットによるエイリアンものです。初代のテイストから、人類とエイリアンの起源、というちょっとばかりあたまでっかちなテーマ性にかたむきつつあるので、そのあたりが受け入れられるかどうか、かな。とはいえ、サスペ…

Vega (Minolta16コピーの元祖)

1960年発売のモデル。実質Minolta16のコピーです。VegaはパーツレベルでMinolta16のコピーだと言われています。写真奥のMinolta16と比べるとわかるように、見た感じの違いも外ケースのデザイン(装飾模様や切り欠き)くらいですし、実際にこの外ケースをMinolt…

Yashica16 EE (ヤシカ最後の16mmカメラ)

1964年。JIS規格となったミノルタカートリッジを採用したモデル。一説にはミノルタのOEMでは?という話もあるみたいです。あの、かっこいいヤシカマガジンは一代限りでしたし、JISカートリッジもこの機種限りで、次はミノックスサイズをとりいれたAtoronにな…

Vega2 (装飾がロシアっぽい)

1962年の改良モデル。このあとKiev303までの基本スタイルがここで確定しました。デザイン性が増していて上面にASA設定ダイヤルと天気にあわせた簡易露出図もつきました(これ、16Pのまね、なのかしら)。他にもいろいろと変更点があり、大きなものがその「フ…

ミニカメラとフィルム(フィルム自体がそもそも、というはなしはおいといて)

カメラ本体が入手しやすくなっても、肝心のフィルムがなければ写真はとれません。では、現在入手可能なフィルムは?というはなし。 まず、大前提の「現行フィルム」のはなしから。2017年の夏の時点で、フジフイルムから一般用として出ているものはカラーネガ…