Anything Goes (again) ...

Yahooブログから移りました

Vega (Minolta16コピーの元祖)

イメージ 1


 1960年発売のモデル。実質Minolta16のコピーです。VegaはパーツレベルでMinolta16のコピーだと言われています。写真奥のMinolta16と比べるとわかるように、見た感じの違いも外ケースのデザイン(装飾模様や切り欠き)くらいですし、実際にこの外ケースをMinolta16につけてもちゃんと問題なくおさまります。フィルムマガジンもミノルタサイズなので、Vegaを手に入れた時にマガジンがもし入っていれば(実はこの個体にははいっていました)、それはミノルタと併用できるマガジンである、ということです。強いて違う箇所を探すとカバーに対するシャッターボタンの位置が少し違う、くらいでしょうか。

 Contaxに対するKievのような、コピーから独自路線を展開していくスタイル、というのはなかなか興味深いです。ただ、本家のMinolta16がその後進んだ方向にはいかずに、このVegaからの直線的なバリエーションだけで303まですすむのだから、開発の背景になにがあったのか、とか気になります。誰かロシアのコピー16mmカメラの歴史とか調べていないかしら。

イメージ 2