Anything Goes (again) ...

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2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

空海 [妖猫傳/LEGEND OF THE DEMON CAT](知識と教養が試されます)

夢枕獏作品、というのは久しぶりに見る気がする。「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を略すにしても「空海」はないでしょうが、という気はしますな。原題の方がよほどちゃんとしてる。しかも、国内で流れていた予告編もそのあたりはこそこそと隠していて、あた…

PentaxStereoAdapter & ViewerII(立体写真の楽しみ)

ステレオリアリストとかも昔から気になっているカメラで(とはいえまだ手にしていないのですが)、「立体写真」という一ジャンルの入り口です。左右の視差を用いて立体視する写真。うまく見えれば実際以上に奥行きが強調されて、ちょっと不思議な視覚体験が…

Viscawide-16 ST-D (16mmのパノラマカメラ)

16mmフィルムを使ったパノラマカメラ。太洋光機製1961年の製品です。シャッターを押すとレンズが首を振って視野角120°のパノラマ写真をとる、というもの。シャッター速度がH、S.の他にOFFがあるので初期型のようです。ちなみに、調べたところ S (1/60), H …

シルク・ド・ソレイユ キュリオス(サーカス!)

「キュリオス」とは、"Cabinet of Curiosities"、つまり、ヴンダーカンマーです。大航海時代から産業革命を背景に奇妙なビジュアルと体術でめくるめく幻想の世界へ。 前日に「グレイテスト・ショーマン」を見ていたため。こちらで「本物」を堪能する、という…

グレイテスト・ショーマン(明るくて簡単であっさり)

当時のアメリカの人種差別、フリークス差別についての知識が実は前提されています。ただし、「描かれません」が。観客が映画の行間に何を感じられるか、というだけのところですから別に「楽しかったね」ですませてもかまわないのです。それほど、簡単であっ…

Acmel MX (浅沼商会のミノックス版)

富士フィルムのMC007の直接のご先祖様。1995年のモデルです。ストロボの、というか先祖の機種のせいでやたらと長いデザインに。このシリーズは結構複雑な背景があって、そもそもは日向工業から発売されたライター付きカメラのミニマックスライトから始まって…

スリー・ビルボード(これぞザ・映画)

セブンサイコパスのマクドナー監督の新作。俳優も随分重なっています。予告編的には娘を失ったミルドレッドの物語、のようにみえますが実際には駄目っ子警官ディクソンくんの成長譚。いいはなしです。サム・ロックウェルってほんと、こういう精神のバランス…

Pentax ME(パンケーキレンズと共にある小型カメラのイメージ)

MXを使っていたころ、MEも発売されていました。実際にはMXの1ヶ月遅れの発売。マニュアル機とオート機、というスタイルもまたOM-1と2を意識したものだったはずです。ただ、MXが酷使前提のフルマニュアル機なのに対して、MEは小ささと手軽さを兼ね備えたスタ…

ダークタワー(S.キングの世界)

マシュー・マコノヒー、すばらしかった。 実はキング作品の中でめずらしく「読んでいない」のがこのシリーズなのです。なので、少々身構えながら見に行ったのですが、なかなかどうしてキング世界の集大成。すみずみまでスティーブン・キングで構成された映画…

Pentax MX (最初に買った一眼レフ)

中学生の時に、お小遣いをためて買った最初の一眼レフがMXでした。1976年発売の小型カメラ。当時はオリンパスのOM1にぶつけるかたちで宣伝していました。「ぺんたっくすぺんたっくすぺんたっくす」「望遠だよワイドだよ」というCMとかも懐かしい。「マイクロ…

ジュピターズムーン(ラビの祝福をうけた映画)

ムンドルッツォ監督はホワイトゴッドの人。ホワイトゴッドからはじまる「信頼」三部作の二作目という位置付けのようです。中東とヨーロッパの関係、宗教の再起動と拡大、そこにまつわる人々の宿命と贖罪、という筋道だけ並べると実に明解でわかりやすい話の…

ヤマト2202 第4章 天命編 (ボクは、ちくわの中身を覗いてしまった)

そもそも、パンフレットの発売遅れ、という「イベント」からスタートした今回の第4章(なので、初日にいくのはやめました)、前作の出来が出来なので最初から期待はしていませんでした。案の定、冒頭はまたもや2199から振り返るし、その中で「あぁー、前作…