Anything Goes (again) ...

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Acmel MX (浅沼商会のミノックス版)

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 富士フィルムのMC007の直接のご先祖様。1995年のモデルです。ストロボの、というか先祖の機種のせいでやたらと長いデザインに。このシリーズは結構複雑な背景があって、そもそもは日向工業から発売されたライター付きカメラのミニマックスライトから始まっているようです。カメラとしては、実にシンプルで、よくぞこれが後のMDという佳作に結晶したものだ、と感心します。
 MXはMと一緒に発売されたモデルで、違いはストロボの有無、というか「ライター部分」が空いたからそこにストロボほうりこんだMXと、そこを切り落として小さくしてしまったM、みたいな関係です。シャッター単速、ピント固定、絞り調節あり、というシンプルカメラ。
 簡単な、おもちゃみたいなカメラなのだけれどボディは金属製、というしっかりしたつくり。巻き上げはダイアル式、カウンターも自動復元順算式、と実用的です。レンズは15mm、シャッターし1/200固定、ピントも固定。絞りはF3.8からF11まで調節可能。この絞りのおかげで「ちゃんと撮影できる」あたりはなかなか。
 そして、シンプルなだけに意外と(というと怒られる)ちゃんと映ります。ミニコピー的なフィルムがあれば粒子ももっと良くなるだろうし、結構つかえる機械かも。

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