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ハンドミクロトーム(四十数年かけて辿り着くなど)

 

 ちゃんとしたものを手に入れようとするとなかなか結構なお値段だったりするハンドミクロトーム。ただ、隠居した後にも簡単に切片を作りたいので一つは手元に欲しかったものです。そもそもは、裳華房の「顕微鏡標本の作り方」で見て以来気になっていたところから、なので、本当に四十年以上前から引っかかっていたことに。

(これです。オリンパスからも出ていたのね…というか、ほぼ同じものだなこれ)

 で、オークションで良さげな一品を手に入れました。箱は古くなっているけれど未使用品とのことで、付属のナイフも綺麗な状態です。最も、もったいなくてこのナイフは使えないなあ。使い捨てのミクロトーム用の刃があるのでそちらを使いましょう。ピスも簡単には手に入らない(そんな時代)わけで、こちらは軟素材直径10mmの棒を購入して使用することに。ハンズとかでもう少し良いものを探してみようかな。あるいは自作するか。

 試し切りということで、その辺からタンポポの葉を取ってきてセットしてみました。小学生の頃は、単にピスに挟んだだけのものから薄切していたので、その頃のことを思い出しながら。

 

 何回かスライスしていくうちに手にコツが戻ってきます。この機械だと15目盛分くらいがちょうど良さそう、とか。

 

 マウントしてみたのがこちら。

 何枚か撮ってみました。とりあえずこれくらい見えるならいいんじゃないかしら。