Anything Goes (again) ...

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セントラル・インテリジェンス(ザ・ロック様の世界)

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 ドウェイン・ジョンソンってプロレスやめてからの方が体格良い気がするのだけど。と、いうわけでおばかコメディの皮をかぶった切ない青春の一コマとその落着までを描くロック様ワールド。過去の自作パロディをいくつも詰め込んだ上、パートナーがケヴィン・ハートということでテンポとノリもばっちり。CIAロマンなのだけれど根底にあるのは「アメリカの高校生活の残酷さ」。実にアメリカンな一本でした。
 それにしても、高校時代の自分にとってのヒーローを心に抱き続けてCIAエージエントとなる、というのはロマンティック。ちょっとブラックなかおりも漂うセリフの子気味良さにはケヴィン・ハートの個性も貢献しています。ストーリーはこの手のものとしてはありがちなやつですが、まあ、ストーリーなんかおまけですわね、これは。

 でもでも、ラストの胸筋ダンス(センター・オブ・ジ・アース以来!)に全てをもってかれました。ずるい(笑)。