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2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Mamiya 16 DeLuxe (シンプルなマミヤ)

1960年という比較的後発のMamiya。露出計は内蔵していない代わりに、実にきれいにシンプルにまとめられています。このあと、2年後にこのモデルにEEを搭載したスタイルの機種をだしたのがMamiyaの16mmカメラの最後となります。絞り、シャッター速度、ピント、…

Mamiya 16 Automatic(いかにも「メカ」)

1959年のモデル。マミヤの16mmカメラとしては後発の部類です。時々「Automat」と誤表記されていたりしますが「Automatic」です。マミヤはマガジンが独特なので、マガジンのついてくるものを探していたらこれにたどり着きました。メカニカルでいかにも「全部…

スイスアーミーマン(よく撮ったなこれ、という満足感)

そもそもタイトルが意味不明で、事前の情報ではさっぱり中身が想像できない、という。蓋をあけてみたらスイスともアーミーとも関係なく、ようはビクトリノックス的十得ナイフ男。なぜか多才な死体のメニーと、むちゃくちゃ手先は器用なのにどこかへたれなハ…

エスプレッソ ドッピオ現像(コーヒー、といえばエスプレッソ)

エスプレッソ、好きです。少し前にスターバックスの某店でドッピオを頼んだらお店のお姉さんに「お客さん、苦いの飲めるんですね、すごいですね」と謎の褒められ方をしたくらいにはエスプレッソが好きです。以前はカルメンシータでマキネッタ方式のエスプレ…

スクランブル(贅沢な車たち)

クライム系、といっていいのかどうか。と、いうのも映像の半分はクラシックカーを愛でるシーンだし、残り半分はどんでん返し系だし、というわけで楽しい娯楽作品となっています。オーシャンズがミッレミリアしてる感じ。小粒だけれど存分にやりましたぜ、と…

Konan16 Automat (オリジナルの存在感)

1950年。ミノルタ16シリーズの始祖、つまり世界でもっとも多くの子孫を生み出した16mmカメラです。正確にはこの前に1947年のミカ オートマットというのがありますが、オークションでもみかけたことがありません(Konan16とほとんど同じだとのこと)。Konan16…

コーヒー現像は単純に好奇心から(問題はハイドロキノン)

フェニドンが入手しにくくなったことを調べているときに「現像主剤は毒性があるから規制されるのでは」というふんわりとした言葉がネットに流れているのを見たり、「環境にやさしいコーヒー現像」というフレーズを目にして「???」となったりしたことも遠…

Minolta16 MG-S(常用には一番使い勝手がよい)

1970年発売。MGの露出計をセレンからCDSにかえ(EE2から見れば「戻し」)、シャッター速度優先AEを搭載したモデル。露出計の動作は、ファインダー内のインジケーターではなくボデイ上面のメーターで絞り値を示すタイプにかわりました。次のQTには自動露出が…

Minolta16 EE-II (EEの正常発展型)

1963年。露出計をCDSタイプに変更したEEの正常発展型。電池はH-CなのでMG-Sと共通で使えます。関東カメラサービスさんのM44アダプターでSR41Wを適合させることができます。Auto設定がH(1/200)とL(1/50)の二段階に別れました。ゾーンフォーカスのスライドノブ…

エイリアン コヴェナント(娯楽版エイリアン)

プロメテウスに引き続き、リドリー・スコットによるエイリアンものです。初代のテイストから、人類とエイリアンの起源、というちょっとばかりあたまでっかちなテーマ性にかたむきつつあるので、そのあたりが受け入れられるかどうか、かな。とはいえ、サスペ…

Vega (Minolta16コピーの元祖)

1960年発売のモデル。実質Minolta16のコピーです。VegaはパーツレベルでMinolta16のコピーだと言われています。写真奥のMinolta16と比べるとわかるように、見た感じの違いも外ケースのデザイン(装飾模様や切り欠き)くらいですし、実際にこの外ケースをMinolt…

Yashica16 EE (ヤシカ最後の16mmカメラ)

1964年。JIS規格となったミノルタカートリッジを採用したモデル。一説にはミノルタのOEMでは?という話もあるみたいです。あの、かっこいいヤシカマガジンは一代限りでしたし、JISカートリッジもこの機種限りで、次はミノックスサイズをとりいれたAtoronにな…

Vega2 (装飾がロシアっぽい)

1962年の改良モデル。このあとKiev303までの基本スタイルがここで確定しました。デザイン性が増していて上面にASA設定ダイヤルと天気にあわせた簡易露出図もつきました(これ、16Pのまね、なのかしら)。他にもいろいろと変更点があり、大きなものがその「フ…

ミニカメラとフィルム(フィルム自体がそもそも、というはなしはおいといて)

カメラ本体が入手しやすくなっても、肝心のフィルムがなければ写真はとれません。では、現在入手可能なフィルムは?というはなし。 まず、大前提の「現行フィルム」のはなしから。2017年の夏の時点で、フジフイルムから一般用として出ているものはカラーネガ…

Minolta16 II (無印のマイナーチェンジ版)

1960年発売のモデル。Minolta16のマイナーチェンジ版です。発売年としては16Pと同年。初代との外見の違いはシャッター速度が1/500までになって数字が増えたこと。Bがついたこと、あと、レンズが25mmF3.5から22mmF2.8へと少し広く明るくなったこと。それにあ…

Minolta16 EE (セレン式EEモデル)

1962年。セレンを使ったEEとのことですが、この機械のEEはどうやら動作していない模様。本来はダイヤルをAutoにあわせるとEEが働き、露出範囲内であればファインダーのわきに緑色のマークがでるらしいのですがそういう動きがありません。とはいえ、ASA設定が…

ダンケルク(だからこれは「戦争映画」じゃないんですってば 映像的にはよくぞ撮ったり、ではある)

戦争の一エピソードを舞台に選んだ映画(戦争映画とは言ってない)です。分野分けするならば、シチュエーションサスペンス、あたりかな。 クリストファー・ノーラン監督というとこだわりと長尺と重さ、という印象だったのだけれど、なんと106分。監督のこと…

Rollei Digibase C-41 RTU(お手軽カラーネガ現像)

カラーの現像は、それこそ中学の時にキクチのダークレス用現像液をつかってやったことがあるだけでした。小さな容器に入った溶液を使って、ダークレスのタンクでひたすらフィルムをぐるぐる回して、粒子の粗いネガをつくった思い出。さて、今回Minoxや16mmで…

西遊記2~妖怪の逆襲~ (「大作にはおまけがある」)

今回、チャウ・シンチーは制作・脚本にまわって監督はツイ・ハークでした。人魚姫をみそびれたので、事実上前作の西遊記以来、ということに。予告編見た感じでは前作よりもさらに派手になっている気配だし、吹き替えも気になる。続編、みたいな紹介だけど実…

Minolta16 MG (ていねいにつくられた機械)

1966年発売のモデル。ミノルタの16mmとしては後期のもので、このあと、MG-S、QTの二機種でシリーズが終わります。内容的にはここから発展系のMG-Sと簡易版のQTに分岐した感じ。この機MGはセレン式の露出計を内蔵していて、本体上面のメーターで追伸式の露出…

Kievからミノルタ型16mmカートリッジへの対応

16mmのカメラがオークションでいろいろとお手頃価格で手に入り、ORWOのおかげでモノクロフィルムも使いやすくなったら、あとは「カートリッジ」の確保が問題となります。基本的にカメラに比べてカートリッジの出品は値段が高い傾向にあるので、簡単なのは「…

Minolta16 PS(シンプルさが売り)

こちらは1964年のモデル。その昔、40年近く前に松坂屋カメラで中古で購入したもの。個人的に人生初の16mmカメラでもあったので思い入れもかなりあります。機械としては、16Pに1/30のシンクロ用シャッターが追加されただけ、という簡単さ。お天気マークに絞り…

スキップトレース(ジャッキー満載)

サービス満点、ジャッキーによるジャッキー満タンな1本。ここから、カンフー・ヨガを経由してThe Foreignerに続いていくかと思うと、もう当分ジャッキーから目が離せません。サモ・ハンの復活といい今年はすごいなあ。もう、このままジャッキーとサモ・ハン…

Minox LX (たぶん理想的なバランスのモデル)

Cの次のモデル。ダイヤル三つでやたらと横長になってしまったC型から、ASA設定ダイヤルを底面に移すことでサイズを再びおさえました。電池はCと同様PX27です。AEの働く小さいMinox、となったわけで、電子制御Minoxのひとつの到達点でしょう。このあとのTLXも…

Minox EC (一番小さく、一番軽い)

一番小さいミノックス。プラスチック製でなんとなくちゃちな感じがするけれど、なかなかどうしてあなどれない機械です。露出はF5.6に絞った絞り優先AEでシャッターは1/500まで。ピントは固定、というあたりが廉価版チック。電池は例によってPX27アダプターで…

ミニフィルムの現像(すでにある種の懐古主義)

「塩ビ管現像」「メビウスの輪タンク現像」などがネットの検索でヒットしますが、じゃあおまえはどうやっているんだよ、という話など。とはいえ、趣味と仕事柄、という理由で昔からモノクロフィルムの現像は散々やっているため、まったくの初心者の方にはあ…

ワンダーウーマン(DC、ここからまきかえせるかしら)

冒頭のDCの画面にランタンがいたので安心するところから始まりました(笑)。満を持して、DC世界の救世主たるWWです。ワンダーウーマン自身はすでに登場しているので、今回は彼女の来歴編ともいうべきもの。ザック・スナイダーは監督ではありませんが、制作…

Minolta16 Qt(電池がネック)

1972年発売のミノルタ16mm最終モデル。2LR53(PX30)という電池を使うのがネックです。これ、やたらとサイズが大きいので電池ボックスにあわせるのに工夫が必要。薄いボタン電池をくみあわせ、直径を電池室にあわせ、端子に触れるように間隔をあわせ、といささ…

ベイビー・ドライバー(やっぱQueenでしょ)

酔っ払い以来のエドガー監督。アントマンと別れてこんなことしていたんですねえ。ベイビーの聴覚と映画のサウンドが連動したオシャレ作品。目一杯のサービスに溢れた構図の連発、これ、映画館の大音量でみないと損です。円盤でたらVRのシネマティックモード…

Kiev 303(すこしだけおしゃれに)

1990年(!)のモデルで30の後継機種。30に比べるとシャッターが1/250まで拡張されました。このあたりはどちらかというとMinolta16IIに近いのかも。ボディ外側がプラスチックになりカラーバリエーション展開もあり。その分、ちょっと安っぽくなった感じはします…