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Minolta16 PS(シンプルさが売り)

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 こちらは1964年のモデル。その昔、40年近く前に松坂屋カメラで中古で購入したもの。個人的に人生初の16mmカメラでもあったので思い入れもかなりあります。機械としては、16Pに1/30のシンクロ用シャッターが追加されただけ、という簡単さ。お天気マークに絞りをあわせるだけなのですが、やっばりこれでいて結構撮れるわけです。ぱっと見では16Pとの区別をつけにくい(正面にあるシャッター切り替えレバーで区別)モデルで、本体の記載も「Model P」。なので、最近までこれが「PSというモデル」であることを知りませんでした。調べてみるものです。
 フィルムカウンターは自動復元順算式、巻き上げはダイヤル式、固定焦点、と、本当に必要最小限の構成。Pになかったフラッシュシンクロというのが時代の流れだったのか。接写用のレンズやフィルターは内蔵式ではなくオプションで取り付けられるようになっています。発売年からいってEE2の後、MGの前、なのでこの割りきったシンブルさも「あえて」選択された、ということですね。

 

 余計な機能がないぶん確実、というのがPシリーズの真骨頂。と、いうわけで今回は「Kievのカートリッジにミノルタのカートリッジから複製した巻き上げ軸とその蓋を組み合わせて使っている」実験で使用しました。フィルム室にも余裕があるので試すのにはぴったり。堅実によく映る機械なので、ミノルタ16シリーズとしてはMG-Sと並んで使い勝手のよいモデルです。

 

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