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2015-01-01から1年間の記事一覧

007 スペクター(で、どうしてあの基地はあんなに簡単にふっとぶの?)

2015年はスパイ映画の年、といわれてそのトリを飾る007シリーズ。特にクレイグになってからは連作として背景の掘り下げを含めた継続性を押し出していたわけで、その集大成的位置付けの様です。あいかわらずお金をかけて派手なシーンが連続する王道的一本。た…

デジモンアドベンチャー tri 「再会」

初日の映画館は満員で、結構年配の人も大勢いました。限定BDは午前中ですでに売り切れとか。人気があるのはうれしいですが、もう少し供給数とかうまく調整できないものかなあ。 キャラクターデザインががらりと変わりそうで不安だったり、テレビシリーズとい…

The Man From U.N.C.L.E.(邦題、なにやってんの?)

ロバート・ヴォーンの0011ナポレオン・ソロのリメイクです。とはいえ、旧シリーズの第一話の「前」という設定なので前日譚という位置付け。ヴォーンとマッカラムの代わりに今回はヘンリー・カヴィルとアーミー・ハマー。スーパーマンとローン・レンジャーの…

ホワイト・ゴッド(犬たちはみんなとても楽しそう)

「虐げられた犬かわいそー」「人間てわがままでひどいー」という軽薄な見方をすると感動的な問題作になるらしいです。へーそーなんだー。 近場ではちょうど良い時間にかかってなかったので今年何度目だろうかのシネマカリテへ。入場時に映画と無関係な謎の手…

プリキュア(エンディングからの発展)

初の「三本立て」とはいえ均等三分割ではなく、本編に相当する中編を挟んでフルCGショートムービーが二本、です。ひとつは、小さい子供の集中力維持のため、でしょうけれど物語が圧縮される分テンポもよく、きっちりと王道をこなしています。ショートムービ…

PAN(黒ひげはとばっちりをくった感じもする)

ディズニー無関係な一本。もともと、それほど興味はなかったのだけれど予告編で海賊船の飛ぶ光景にやられました。帆船の空中戦というのはただそれだけで圧倒的な理由になります。 物語も新しいわけではないけれどよくできています。新人俳優のミラーもよくや…

ジョン・ウィック(0時にディナーを)

キアヌ大復活、というふれこみのやりたい放題映画。これ、暗殺稼業をカテゴリーとした少林サッカーです。敵の弾はあたらないけど自分のはばんばんあたる系。でも、そういうところを嫌味にしないキアヌの演技や、キャラがみんないい人でジョンのことが大好き…

ギャラクシー街道(宇宙でダメなやつはどこにいってもだめ。つまり、だめ)

つくりはすごく丁寧です。昭和の喫茶店風のインテリアの数々、脚本にしかけられたささいな伏線とその回収、そういう「うまさ」はさすがです。マンモ隊員が隊長の残したコーヒーを「これでいい」というシーンとか、細部まで本当にきっちりとねってある職人技…

ファンタスティックフォー(悪くないけど地味)

MCUではないマーベルリブート。これは、「マーベル映画だから」というハードル、「昔のテレビシリーズ見てたよ」というハードル、「割と最近もリブートしてたじゃん」というハードル、に加えて監督の意向が途中で無視されたらしい、とか主役と監督が殴り合い…

全力スマッシュ(いろいろとかたすかし)

「西遊記はじまりのはじまり」でチャウ・シンチーと組んだデレク・クォックの監督作。落ちぶれたスポーツ選手が癖のある面子と出会い人生を再起動する物語。昭和のスポ根もののあれ。ストレートな王道です。ただ、「少林サッカーのバドミントン版」と言われ…

マイ・インターン(ハンカチを人に貸すのはありなのかな?)

おしゃれほのぼの映画です。 デ・ニーロとアン・ハサウェイ。国内での売り方は「働く女子の応援」映画。頑張りすぎて周りがついていけなくなり、自分もだんだんも身動きが取れなくなってきた女子経営者が、人生経験豊富な老人によって助けられ、励まされ、ぜ…

シャーリー&ヒンダ(バクテリア増殖の例えはあざといなあ)

バイタリティあふれるおばあちゃん達が自分の感じた疑問を解決するために積極的に勉強する話。たまたまそれが「経済成長」だったために環境保護とか脱成長もたいな内容もふくんでしまうのだけれど、はっきりいってそういう内容は瑣末事です。内容の社会的政…

アントマン(お茶入れてくるね!)

あまりの面白さに二回見てしまった。 マーベルシネマティックユニバースのひとつとして登場したアントマンだけど、単体の作品として充分な完成度です。脚本もムダなくノリよくおしゃれ。いらないシーンがまったくなく、伏線もきれいに回収されカタルシスも満…

Absolutely Anything (みらくるにいるってなに?)

したまちイベントによる先行上映。いちおう、2016年春に「ミラクル・ニール」という謎のタイトルで配給されることが決まったようです。テリージョーンズ監督。パイソンズ、声で総出演。ロビン・ウィリアムズ(声)の遺作。そして主演がサイモン・ペッグ。 い…

さよなら、人類 (元気そうでなにより)

モノトーンの風景は北欧の色。実際に向こうにいくと風景はこんな色をしています。その中で、たんたんと語られる面白くもおかしく、そして哀れな「人類」模様。そこで語られているのはリアルなのか妄想なのか。シチュエーションはサムとヨナタンの二人を軸に…

ピクセル(で、本当にスノップなのは誰だったのか)

はじめのころは、日本公開されるかどうかから心配だったのだけれど、ちゃんと展開してくれました。80年代前半のゲーム世代にはドンピシャの一本。パンフレットにもつっこまれているけれど、タイトルはボクセルズにすべきでしょ、というのは横に置いておいて…

キングスマン(イカレた悪ノリと映画ネタ満載)

おぎょうぎの良いおはなしとか教訓を拝聴できるやつとかきれいごととかが好きなヒトは、たとえコリン・ファースがどれだけスタイリッシュでイケメンだからといってこういう素敵な映画を見に来てはいけません。そういうヒトにはそれなりの相応の映画というも…

TED2(ふぉーすは出ないんだよ)

前作の評判のおかげか、「わきまえずに」見にくる客は減った感じ。前は、「かわいいクマを見にきたのにひどい」とかなんとかいう理不尽な文句があったから。とはいえ、今回は前作に比べると下ネタは減ってます。1のほうが酷かった、というか「アリゾナより愛…

ナイトクローラー(ダン・ギルロイ 監督デビュー作でこのクオリティはさすが)

パパラッチ、というすでに定着した言葉があるけれど、事故現場に密着した映像を生業とするナイトクロウラーもそのカテゴリといっていいかもしれない。 常識的な感覚では頭のネジが何本もはずれたような商売。ジェイク・ギレンホールの淡々とした演技がじわじ…

最後の1本 (witness)

哺乳類のペニスをコレクションしている人の話。そういう博物館がある、というのもおもしろいし、そこに「ヒト」を収めるための騒動、というのはドラマとしてもよい着眼点。ドキュメンタリーとして普通におもしろいです。さらに、アメリカから立候補した人の…

ミッションインポッシブル ローグネイション(峰不二子登場編)

前回のラストから今回までのつながりをおさらいしておかないとちょいと苦しいかもしれません。IMFの長官のこととかイーサンの家族のこととか。 その上で、あっちもこっちも相手のことをローグ(ならずもの)よばわりしているあたりがなんとも。 中身はいつも…

ジュラシック・ワールド(王道とオヤクソク)

遺伝子操作技術がとんでもなく発達してやりたい放題な世界。これ、恐竜以外もなんでもつくれるよねえ…と思いつつ。 とりあえず、最初のインドミナスが逃げる時にカメラに映らない→中に入る、その前にどうしてそのタイミングでまずGPSを確認しなかったのか、…

ミニオンズ(イギリスだねえ)

子供も大人も楽しめる。歴史も学べる(?)。家族の絆で感動できる。素敵な一本になりました。とにもかくにもミニオンズたちがかわいくて仕方ない。歴史の影にミニオンズあり。単細胞時代の彼らもラブリーでめろめろです。 ロンドンにはアーサー王の剣がまだ…

劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー  (と、その他)

昨年とは逆のパターンで、ライダーが主で戦隊はおまけ。実際、恐竜殿様の話は特になにも印象に残りませんでした。 対してライダーは怒涛の三条脚本。伏線の展開と回収、そしてドライブ世界のお約束の強化版、ということで実によいお祭りさわぎ。 ちょいとで…

Mr.タスク Is man, indeed, a walrus at heart? (で、やっぱりムシュタシュはダメなんだね)

このところ新宿にでてくる機会が増えました。今回は、このまえから気になっていたMr.タスク。ネタとか、俳優とか気になるポイントがいくつもあるやつです。宣伝にもあるとおり、ある男が「セイウチに改造されてしまう」ホラーです。ホラー?うーん、実は実際…

ゾンビーバー(ある意味特撮のお手本のような(笑))

「ハングオーバーのスタッフ」が、という惹句は、まあどうでもいいです。ポイントは、この時代にCGを最小限にしてマペットビーバーを使って王道ホラーをやらかした、というこの一点につきます。 夏休み、湖のそば、能天気な若者カップルたち、隔離された空間…

アベンジャーズ エイジオブウルトロン(博士二人でらぶらぶ)

シネマティックユニバースとして、定期的に作品を送り出すスタイルがほぼ定着してきたマーベルスタジオ。安定して世界を構築し続けている、というのはすごいことです。それも、日本では一部しか知られていないアメコミの世界で。 #実際、日本の中高年にとっ…

ターミネーター ジェニシス (1+2=新創生アップデート)

T1は低予算ながらうまくつくられたスマッシュヒットでした。T2は、物語を大きく広げて名シーン、名セリフを歴史に紡いだ大傑作でした。T3は、なんというか、MadMaxでいうところのサンダードームみたいなやつで、T4は、よくできているし面白いけれど重いしち…

バケモノの子(一言で言えば陳腐な売れ筋、かな。「売るしかけ」だけは満点です)

前作の「絵は綺麗だけれど物語の展開が雑」な記憶から事前に感じていた不安要素。「父親モノか?(また自分の身内ネタ?)」、渋谷の時間経過(3.11モノでないといいのだけれど)、「声優ゼロ?」ジブリ気取りなのかもしれないけれど確実にクオリティ落ちる…

タグと紋章(紋章が重い)

これで、高値がついていた旧アイテムの再供給が一段落しました。へんな腕時計みたいな迷走もしているのが不安ではあるけれど、秋のTriにむけて着々と初代グッズをふやしていく、という気構えは伝わってきます。金属製の紋章の重さから、おまけで小さな紋章が…