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007 スペクター(で、どうしてあの基地はあんなに簡単にふっとぶの?)

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 2015年はスパイ映画の年、といわれてそのトリを飾る007シリーズ。特にクレイグになってからは連作として背景の掘り下げを含めた継続性を押し出していたわけで、その集大成的位置付けの様です。あいかわらずお金をかけて派手なシーンが連続する王道的一本。ただ、残念なのは今年はその王道を超えちゃったキングスマンとかU.N.C.L.E.とかがあったために物足りなくなっちゃうのですね。悪ふざけシーンもあるのだけれどそういうのも中途半端に見えちゃう。アフリカの基地なんかなにもしないのに勝手にふっとびます。ボンドは針刺されているのになんのこともなく脱出するし。
 そんなことをいいだすとタコアイコンなのに足が7本しかないとかまあいろいろ気になり始めるわけでして。
 もともとはおしゃれなスパイ活劇に「ありないでしょ」という感じのノリを融合させるスタイリッシュが売りのシリーズです。その路線は、きっちりこなしているのだけれど、いかんせん今年はタイミングが悪かった。でも、シリーズは続く、ということなので、今後の路線展開に注目です。