これも、大学で見かけて以来欲しかったレンズ。1981年発売、接写専用、リングライト内蔵、というとんがった代物です。少し前まで、レンズ単体の出品はあったけれど電源装置とこみのものがなかなかなく(リングライトが使えない)、諦めていたのですが、どういうわけか最近セットの出品が増えてきて、とうとう入手。
接写専用なので、ピントリングはピントではなく「倍率」を決めるものです。リングライトの使用が前提なので、倍率(撮影距離)に応じて絞りが自動的に設定されるため、絞りリングもありません。倍率を決めたら。カメラ位置を前後させて焦点を合わせる、という実に正しい接写の仕方、です。
レンズ単体で1/8から1/1の等倍まで。アタッチメントレンズがあれば、1/0,8から2倍までの撮影ができるとのこと。アタッチメントレンズって普通のクローズアップレンズで代用できないかな…
本質的には、医療分野での無影撮影を目的とした機材です。外科手術時の術野や、歯科医院での口腔内撮影用。今回入手した電源はACのものなので、このまま外に持ち出すことはできません。室内専用。ただ、使っていて楽しいレンズです。接写ファンならきっと気に入るのではないかしら。
チリメンモンスターとかがこんな感じになります。