Anything Goes (again) ...

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2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「リリーのすべて」(神 我をつくり、医師 我を癒す)

「最近はやりの」(といっていいのかどうか)性同一系の一本。アカデミー賞作品となりました。話題の一つは、エディ・レッドメインの演技なのだけれど、これは確かに素晴らしかった。学び、気持ちが整理されるにつれてどんどん加速度的に乙女になっていく感…

「キャロル」(印画紙のフラットニングをしていなかったのではないか疑惑)

ケイト・ブランシェットの圧倒的存在感を見るためだけに映画館にいってもいいくらいの出来。ルーニー・マーラも頑張っているけれどやはり格の差がでてしまったかな。50年代のアメリカの雑で混沌とした様子、落ち着いた色調の画面づくり、男性キャラがのきな…

デジモンアドベンチャーtri「決意」(お約束の森)

しかし「信者」のついてしまった作品というのはしんどいものだなあ、と思います。劇場の熱気、上映後にみんなくちぐちに興奮冷めやらぬ勢いで叫ぶように満足感をアピールしていた上、初動は前回の「再会」よりも売り上げている映画なのに、レビューページ見…

「オートマタ」(ゆるやかな滅亡と交代)

近未来SF。監督ははっきりと「SFアクションではない」ことを主張していて、ハリウッドスタイルの派手な未来モノではない、というスタンス。人口の激減した近未来の人類の住む街並みなんかはさながらブレードランナーだし、ビジュアルには力が入っていて好み…

「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(今風の普通のアニメのはずだったのに)

前評判におののきつつ、おそるおそる見てきました。タカラトミーとタツノコ。プリティーリズムから考えると2010年からのシリーズということになるのか。確かに、この時期にプリキュアとまぎらわしいポスターがあるなあ、と常々思っていたやつだ、これ。 さて…

「ヘイトフル8」(で、猫はどうしたのか)

70mmで撮影され、オープニングでキャストリストが提示され、章立ての間にタイトルがはさまる。映画館に行くこと、が一大イベントだった時代の「昔の映画ってこうだったんだよ」という贅沢さ。(そもそもはインターミッションまであったらしい!)パナビジョ…

「シャーロック」(Well, say hello to the virus. 中身はメリーポピンズの裏)

制作の例の二人、ヴィクトリア朝再現で贅沢にやりたい放題やりちらかしてます。楽しかっただろうなあ。もともとテレビシリーズの特別編なので90分枠。なので、映画一本分にするために前後にインタビューや舞台裏のサービス映像付き。よもやいないとは思うけ…