Anything Goes (again) ...

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ピクセル(で、本当にスノップなのは誰だったのか)

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 はじめのころは、日本公開されるかどうかから心配だったのだけれど、ちゃんと展開してくれました。80年代前半のゲーム世代にはドンピシャの一本。パンフレットにもつっこまれているけれど、タイトルはボクセルズにすべきでしょ、というのは横に置いておいて、ドット絵ゲームの思い出さえあれば存分に楽しめます。ゲームオタクたちの社会からずれてしまったおかしみも、ID4ばりに飛び出してしまうクレーンゲームの大統領も、ゲームのトロフィーもぜんぶ贅沢。
 クリス・コロンバス監督つながりなのか、ハリーポッター系俳優さんだとかもちらほら。もちろん、岩谷教授もだけれどダンエイクロイドとか贅沢陣で満ちています。セリーナ・ウィリアムズとかマーサ・スチュワートとかもゲスト出演。
 妙に律儀にゲームシステムを尊重する宇宙人もおかしくて(だから最後はあっさりと和睦できたのだろうけれど)このあとの世界も見てみたくなります。Qバートの話だと、ビデオテープに恐怖してここまで軍備を進めてきた、ということだから生物としての歴史は結構浅いのかも。地球側は超科学を手にいれるチャンスをつかんでしまったので、チューイ大統領もこれでしばらく安泰ですね。
 誰もが思っていたにちがいない、リアルステージドンキーコングでの「ハシゴのない位置からの飛びつき移動」や「ハンマー投げて当てればいいじゃん」もちゃんとやってくれました。

 個人的にはここぞというところでの懐かしのマックス・ヘッドルーム登場に燃えました。
 あと、シュガー・ラッシュの時はしょんぼりしていたQバートが今回は大活躍(ある意味)ですねえ。かわいい。

 ゼビウスは1983年のものだからでてこなかったんだよなあ、というのが微妙に残念。その場合、上空の母艦はアンドアジェネシスだったろうに。と、納得しようとしたのだけれどマックスは84年だぞ。テレビ電波の受信もしていたのかあの宇宙人。

 パンフレットは箱入りで贅沢です。キングスマンの高級感と戦えるかも。