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バイオハザード ヴェンデッタ(ゲームへのリスペクト)

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 丁寧に初代からの見せ場をなぞっていく感じ。そういう意味では十二分にゲーム感を堪能できます。「お約束」もきっちりこなしてくれるので、大概のシーンはでてくると思っていいでしょう(クランク以外は)。ポスターが示す通り、クリスとレオンが中心。そして、ひさしぶりのレベッカ(なんか教授になってる)。「クリスの筋肉と自分の知性で戦う」とか言っているので、ほぼクリスはアスガルドの長男扱い。まあ、これまでのことを考えれば、ねえ。
 脚本が「どこかでみたような」代物なところとか、エンドクレジットが横文字なのに99%日本人の名前が流れていく、とか、ちょいちょいとつくりがちゃちな部分があるにはあるけれど、「ゲームの映像化」と捉えて独立した一本の映画からちょっと離れて見れば問題なし。アクションもがっちりやってくれるし、オスプレイの見せ場もあるし。
 レオンのメンタルが相変わらず(笑)だったりするとか、ロケランポジションにレールガンとみせかけてドゥカティだったとか、ラストってミラジョボのやつでみたよ?とか、まあこまけーことはいいんですよ。メインキャラを三人にしぼったのも上手だったし、敵のいかれっぷりも悪くなかった。一言で言えば「ファン目線のサービス作品」でした。でも、もうこれで三本目なのだし、次あたりはちゃんとした「映画」をつくってもらえると嬉しいです。

 あ、パンフレットに押井守との対談とかあるのだけど、次回作とかを間違って押井守が監督しないことを祈ります(切に)…


P.S. PSストアで配信されていたVRの映像も見ました。ショートムービーだけどなかなかの迫力。これ、ゾンビ目線でのVRゲームモードを搭載したシリーズが出るのも時間の問題ですな。