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ファンタスティックフォー(悪くないけど地味)

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 MCUではないマーベルリブート。これは、「マーベル映画だから」というハードル、「昔のテレビシリーズ見てたよ」というハードル、「割と最近もリブートしてたじゃん」というハードル、に加えて監督の意向が途中で無視されたらしい、とか主役と監督が殴り合いしたらしい、というネタ話のハードルが加わってなかなかしんどい出発となりました。しかもスタン爺さんでてないって言うじゃん、大丈夫なのこれ?みたいな。
 蓋を開けてみればきっちりと作られた佳作です。確かに前半と後半のバランスがちよっと悪いけれど、それでも最低限の抑え込みはできた感じ。これに対する批判って、1.最近のマーベルの派手なサービスに慣れ切っちゃった人、2.前作となる映画やコミックスに強い思い入れがある人、なのかなあ。Dr.ドゥームの出番がこれで終わりになっちゃったら文句が出目のはわかるけれど、あれ、力場に飛ばされただけだからなんとかなっている気もするし。まあ、全体的に地味、なんですけれどね(Mr.ファンタスティックの能力からそれはしかたがない部分もありそう)。
 Theシングの決め台詞、”It's clobberin' time!”のオリジンが兄のいじめから、というのはもう少しなんとか掘り下げて欲しかったところ。兄さんと和解しているシーンがないと、いじめられっ子がいじめを再生産している構図になっちゃうので。
 とりあえず、予定されている続編がちゃんと作られますように、とお祈り中です。