Anything Goes (again) ...

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ジュラシック・ワールド(王道とオヤクソク)

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 遺伝子操作技術がとんでもなく発達してやりたい放題な世界。これ、恐竜以外もなんでもつくれるよねえ…と思いつつ。
 とりあえず、最初のインドミナスが逃げる時にカメラに映らない→中に入る、その前にどうしてそのタイミングでまずGPSを確認しなかったのか、とか細かいところがいくつか気になったりはします。まあ、それは企業サイドの人間たちのクズっぷりのせい、ということなのだろうし(そういう人為的なトラブルは初代の原作から通底しているのだし)、あまり気にしないことにします。
 もう一点、気になっちゃうのは、前半ではいかにも人間のクズみたいな言動ばかりだったヒロインが最後にはうまいこと主人公とまとまっちゃうところ。イギリス人秘書がモササウルスにたべられちゃうところも含めて(それをいうなら兄弟の親の離婚ネタもだけど)人間関係に関してはたいしてほりさげていない印象です。
 でもまあ、ラプトルたちがかわいいし、ティラノはいいとこをもっていくし、モササウルスも(恐竜じゃないけれど)ばっちりなので総じて大満足。字幕が戸田ワールドだけど英語聞いていれば「ああ、そうやっちゃったのね」みたいな範疇なので問題なし。吹き替えよりずっとましです。前脚の立派なインドミナスに対して、ティラノの小回り分をラプトルが協働しているあたりはなかなかうまい。

 これでようやく最初の島にかえってきて(そしてやらかした)わけで、次はどうするのかな。ラプトルは残り1匹だけど単性生殖で増えてもいいし、こっそりなんかやらかしにくるやつもいそうだし。