2015-01-01から1年間の記事一覧
冒頭からテンショッンあがりっぱなしの展開であることは間違いないです。いきなり双頭のとかげを丸齧りするし。 ポイントは「マックスはトラウマ背負っているせいで常に世界から一歩引いている」というところでしょう。もちろん、戦闘力が高いのはあいかわら…
レムの原作を舞台モチーフとしながら、メインストーリーを独自なものにし、そのかわり「レム的なもの」を大量にちりばめた作品。すさまじく手間がかかっているし、浅くも深くも楽しめる。とりあえず、「ハリウッドスタイルへの批判」あたりから入って、「現…
「幸せとは何か」という青臭い問い立ては、哲学者や宗教学者がやりたがる奴。あと、「自分探しの旅」とかいうあやしげな自己啓発とかも。 今回は、精神科医が患者とのやり取りの中で行き詰まって「幸せとは何か」を問う旅に出る、というおはなし。 この設定…
とりあえずここまできました。 テントモンたちが台座に「のせるだけ」で固定されないのはちょっとなんとかしてほしかった気もしないでもない。出来はいままでどおり、です。 これでこのシリーズも残り2セット。11月のイベント上映があるとはいえ、結局は初代…
「王道のディズニー」の皮をかぶった強烈な皮肉。 まず、昭和の未来都市、大阪万博、といった単語に心震える人は高い確率でやられます。昔の少年漫画雑誌に見開きでてでていた「21世紀の未来都市」。 だとすると、本当の21世紀の今、「いまの現実と違うじゃ…
テリー・ギリアム監督の最新作。とはいえ、その画面内の雰囲気がかもしだすものはこれまでの集大成的な世界観です。なんというか、「一人モンティパイソン」。 閉じこもり気味なプロクラマーが性格の中に虚無をかかえこんでいることから、「ゼロ定理」を解く…
乙女映画。キーワードは実は「自分らしさと成長の拒否」です。この映画、見事なまでに登場人物が誰一人として成長しない。 脳内メンバーは自我を分割しただけあってそれぞれキャラが際立っているけれど、外部世界の登場人物は一人残らずどうしようもないダ…
すでに認めざるをえないけれど、この世に「シンデレラ」という物語は二種類ある。 一つはグリム童話であり、これは先日のイントゥザウッズがかなりきちんと映像化していた。もう一つが「ディズニーアニメのシンデレラ」であり、下手をすると一般的な「シンデ…
北野ではなく、たけしの映画。と、いうか年取ったビートたけしの一人語りのために老優を集めた感。正直言ってREDのようなカタルシスを得ようと思ってみると肩透かしをくらいます。これは、昭和のわがままな、だけどどこか愛すべき年寄りの夢物語だから。 夢…
まさかのピンチョンをよもやのPTA。そしてフェニックス。気にならないはずがないしわかりやすいばすもない、と思っていたのだけれど、これが丁寧に普通につくられていてびっくり。 ヤク漬けのダメおっさん探偵かと思っていたら「漬け」ではあるけれどやると…
映画好きでないとちょっと入口が狭いかもしれない。あと、「映画と舞台」みたいな対比でとらえようとしても「ブロードウェイ」という化け物のない日本の文化の中での対比はちょっと無理。 よくいわれている「長回し」、実際には結構巧妙につくられているので…
実は1と2は未見。エッシャーの絵にとびこむ予告編のシーンにつられてムビチケを購入しました。 どうやってもおもしろくなるずるい設定のこのシリーズ、とりあえず一段落の回ということで贅沢にできていました。元気そうなディック・ヴァン・ダイクもみられた…
現行のドライブにあわせてクルマつながり。さらにディケイドで慣れてきたパラレルワールド展開。マッハの扱いにちょっと新しいことをしようとしてみたり。dストアでのOVA展開で新しい商売を構成しようとしてみたり、とどたばたとして焦りみたいなものを感じ…
これがでるというので前もってvitaを買っておいたのだけれど、ろくなゲームがないためにtorne、hulu、PSゲーム専用機になっていました。ようやくvitaゲームで遊べます。超クロスウォーズ以来4年ぶりのデジモンストーリー。 ネット空間の表現はサマーウォーズ…
いまをときめくカンバーバッチ。戦争、暗号、マイノリティ、といった複雑な主題のからんだ役を見事に演じました。イギリスによる情報公開によって実現した物語。天才の孤独と高揚、チーム形成のカタルシス、人間関係の機微、様々な側面が上手にからみあって…
1/700の大和というのは子供のころから通る道の一つで、多くの人がたぶん何回か作ったことがあるものです。だいたいはタミヤのWLなのだけれど、そこにフジミがなぐりこみ。 色プラ、はめ込み、という「塗装接着いらないよ」モデルです。接着はともかく塗装は…
そろそろ集合ネタがつらくなってきているのはよくわかる。前回、EDダンスがなかったことをたぶんいろいろいわれた、ということもあるのだろうと思う。しかし、だからといってザ・ベストテン方式にしてご丁寧にチームごとに踊らせてしまうとは。これ、あと二…
毛色の変わったディズニー映画。これもまたデップとストリープつかったミスリード予告宣伝で客を煙に巻こうしたんでしょうねえ。 「ハッピーエンドのその後」なんていうのだってミスリードです。グリムの代表的な寓話をいくつかまとめてしっかりと映像化した…
前回が映画としてはちょっとあれだったのだけれど、今回はちゃんと映画です(笑)。TVシリーズからひきついだサービスも満点。監督の「技」は今回は太ももに集約されたようです。 過去のウルトラマンたちもちゃんとタイプチェンジするし。(ミラーナイトはど…
この双子監督はしらなかったし、「タイムパトロールもの」みたいな宣伝も不安要素ではあったのだけれど、輪廻の蛇はハインラインの短編でも特に好きな部類な上、イーサン・ホークが渋そうなのも興味があって見に行ったわけです。 結果、想像以上に原作通りだ…
シリーズ第二弾。とりあえず残りの子供達もラインナップされているので初代は集まるようです。 塗装や表情もよくできているし。よいできです。ただ、先の太一たちとならべると台座の色やサイズが違うのがちょっとおしい。 これ、全員分でたあとで「集合用台…
マイケル・ベイは監督に協力もしたとのことで、TF1ぽい感じに。いや、ミーガン・フォックスがいるせいでもあるんですけどね。 CGの亀たちのリアルっぽさはなかなか見事でいい感じ。兄弟の個性のだしかたもうまい。とはいえ、レオナルドの存在感がもう少しで…
ジョニーデップの新キャラクター。とはいえ、いつものようにジョニー本人よりも周囲のキャラが目立つタイプの作劇です。 特にポール・ベタニーとユアン・マクレガー(笑) 物語はお互いにベタ惚れしているおしどり夫婦が当面の財政難をなんとかするためにド…
微妙に全体像がはっきりしないアルファモン。今回、ようやくちゃんとした立体物になりました。オメガモンと対になる、というのもわかる感じで。 できはよいのだけれど、いまひとつなにかがものたりないのはなんだろう… 台座と王龍剣がついてくるのだけど、な…
小林靖子本。トッキュウジャーの最終展開へ向けてのネタもおそらくはしこみつつ、キョウリュウジャーとからませる、という流れです。そもそもが「前提として子供」が「一駅ごとになんとかしていく」トッキュウに対して、「世界中で恐竜にうちかってきたプロ…
いつものごとく、おまけの小品は微妙な(強烈に控えめにいって)出来です。このあたりの監督が本編にかかわる頃にはちゃんと根性叩き直されていますように。少なくとも、犬好きにとっては気持ちの悪い擬人化とあいまって劣悪な扱いに辟易する出来。PCもへっ…
鎧武のあとがたり、にドライブの物語補強を追加して悪ノリでしめくくったもの。前半の2パートはそれぞれテレビ本編では見られなかった、あるいはまだ見られないサービスてんこもりなので満足度も高いでしょう。最後の大戦パートはこれでもかという過剰なサー…
なんどめだよ、とつっこみつつ、この値段かよ、とつっこみつつ、それでもやはり買ってしまうのは業の深さです。 カードのたばとファイル、というシンプル構成。 そのうちまた冬の時代が到来した頃にまとめてファイルに並べるんだろうなあ。 それはそれとして…
しばらく様子をみていたのだけれどだいたいわかったので5S→6。一回り大きくなるのが気がかりだったのと、すでに6を使っている人に聞くと「4Sに戻りたい」とか「これならPlusにすればよかった」とか錯綜した感想が返ってくるのが謎だったのですが。 ・確かに…
フィンチャー監督の職人芸がこじゃれたサスペンスとブラックユーモアをまとめあげる、というある意味奇跡のような一本。 原作者が脚本を書いているので、別バージョンの本編でもあります。 悪女と愚かな男が夫婦関係を見つめ直す物語。これは、ハッピーエン…