Minolta16 EE （セレン式EEモデル）

　1962年。セレンを使ったEEとのことですが、この機械のEEはどうやら動作していない模様。本来はダイヤルをAutoにあわせるとEEが働き、露出範囲内であればファインダーのわきに緑色のマークがでるらしいのですがそういう動きがありません。とはいえ、ASA設定がそのまま「シャッター速度」らしいので、この状況でもつかえなくはない、らしい。あと、本体底面に近遠二段のゾーンフォーカスのスライドがあります。シャッターロックを兼ねたスライド式の蓋がありません。それから、（たぶんゾーンフォーカスを採用したからだとおもうけど）近接用のレンズも搭載されていません。総じて、16Pを発展させた感じ、です。ただ。ボディはそれなりのサイズがあってずっしりと重いです。
　マニュアルモードがないのでなんともいえないのだけれど撮影してみた歩留まりが悪くないので、もしかするとインジケーターが死んでるだけでEEは生きているのかもしれません。