Anything Goes (again) ...

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ベイビー・ドライバー(やっぱQueenでしょ)

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 酔っ払い以来のエドガー監督。アントマンと別れてこんなことしていたんですねえ。ベイビーの聴覚と映画のサウンドが連動したオシャレ作品。目一杯のサービスに溢れた構図の連発、これ、映画館の大音量でみないと損です。円盤でたらVRのシネマティックモード、かな。登場人物がみんなくせが強くて実に良い。なんというか、おしゃれでさわやかなレザボアの路線、かな。ただ、音はすごい。BGMだけでなく、様々な効果音も含めてすべてが主人公の聴覚を経由したサントラになってる。ケビン・スペイシーが良い味わいをだしているし、ジェイミー・フォックスのチンピラ感たるや桁違いだし、ジョン・ハムの複雑なキャラクターも素晴らしい(サッカーパンチの富豪さんとはだいぶ雰囲気が違う)。なによりも、ケレン味タップリなエドガー監督のわざとらしさとのギリギリをせめるオタク作画が炸裂する、というこれ以上ないサービス。
 はい、ここでたぶん観客を選びます。監督の音楽センスにのれる?のれない?というあたり。感じとしてはGOGと両極にあるのかな、という。Brighton Rockがいけるくちなら無問題です。ちなみに、サントラはCD二枚組とのこと。

 公開すぐにブルグ13で見たのですが、すでにパンフレット売り切れ。翌日、品川ブリンスにも行ってみたのだけれどこちらもだめ。後日電話してみても双方とも「入荷予定はあるけれど数量はわからない。入ってもすぐうれちゃうかも」みたいな言い方をするので、追加上映がきまったのをチャンスにバルト9でようやくパンフレットを手に入れることができました。あぶなかった…