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Minolta16 EE-II (EEの正常発展型)

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 1963年。露出計をCDSタイプに変更したEEの正常発展型。電池はH-CなのでMG-Sと共通で使えます。関東カメラサービスさんのM44アダプターでSR41Wを適合させることができます。Auto設定がH(1/200)とL(1/50)の二段階に別れました。ゾーンフォーカスのスライドノブもEEから引き継がれています。デザイン的にはEEのセレン受光部の代わりにCDS受光部とASA設定ダイヤルがついたけど、それ以外はあまりかわっていない印象です。もった感じのバランスなんかもEEとそっくり。マニュアル露出もないし、実にシンプルなモデルとなっています。これの次にあたるのが実質的にMGで、EE搭載とはいえまたしてもセレン式に戻る、というのも興味深い。ここからMGに至る途中でゾーンフォーカスを失った、とかいうとなんとなく象徴的な気持ちにならないこともない、かな?どうだろう。これがMG-Sになると、シャッタースピードの個別設定ができるようになったりもするので、少しづつ前進していることはたしかです。

 手元の16EEと同様、ファインダー内の緑色のインジケーターは動かないのですが、どうやらEEは働いているみたいです。ただ、レンズの周辺減光が大きかったりするのでそういうあたりもEEの延長かな、と。

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