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Mamiya 16 Super(密度の高いマッチ箱)

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 マガジンさえ手に入ってしまえば、オークションでの出物をみつけるだけです。と、いうわけでMamiya16 Super。Mamiyaとしては二代めの16mmカメラ。小さい中になにもかもを詰め込んだMamiya自慢の一品、というところでしょうか。1951年のモデルなので、ステキーやミカオートマットと並んでいたわけです。マッチ箱のようなサイズにみっちりと機械がつまっている、という手触り。蓋をあけてみたら、フィルムマガジンはなく、巻き上げ用の軸が一本入っていました。と、いうことは、ダークバックでフィルムを巻き込んでマガジンなしで使っていた、のかもしれません。たしかに、多少手間はかかるけれどそれでもいけるわけだ。これ、巻き上げ用のスプールさえあればとりあえず「使う」ことはできるスタイルなわけです。せっかくのダブルマガジン設計の恩恵は失われますが。

 あれ?そのやり方なら巻き上げ側の軸さえ噛んでくれればスプールも適当に自作できそうな気がしてきた。なにかの際のために覚えておきましょう。

 ファインダーのフレームを引き出すと同時にレンズの蓋が開いて撮影できるようになります。シャッターが1/200までなので、晴天時にはフィルターを引き出して使う方がいいかもしれません。ファインダーのフレームには近接時の補正枠も入っています。うまくつめこんであるな、という印象。ボディサイズが小さいので、手のひらにすっぽり隠れます。いかにも「小型カメラ」。メカニカルな部分も安定して動作するし信頼性の高い機械、という手応え。
 ところで、この機種の名前って「Mamiya16 Super」なのか「Mamiya Super16」なのか。どっちが正解なのかしら。

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