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デジモンアドベンチャーtri 第5章 「共生」(脚本酷すぎ。しゃれにならないくらい酷い)

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 いろいろと言いたいことがありすぎてつらいです。まず、第1章からぐずぐず言っていた太一のメンタルがいつのまにか元どおりになっています。あの「悩み」がまったく物語に関わってこない。まあ、それをいうならこれまでにちらりと触れられていたはずの「02組」に至ってはもう誰からも忘れ去られている感じだし、これ後一章で本当に完結するのか?と。よもや、来年の冬から「tri02」でもやる気ですか?
 そして、とにかく脚本が酷いです。新学期直前にやっつけ仕事で適当に書き上げた小学生の読書感想文みたい。ほぼ、聞くに耐えない陳腐なセリフばかりがえんえんと発声されていく苦痛。でもこれは製作陣のセンスの問題なので、たぶんもうどうしようもありません。脚本家だけが悪いのではなく、これでO.K.だしている演出、監督も同罪でしょう。ぶっちゃけ、翌日に「コンセプトの戦い」を見てしまったせいで、レベルの差を実感させられる、という哀しみ。ほんと、triの「こういう空気」ってどこからでてきてしまったんだろう。監督?東映

 ただ、デジモン好きとしてはそれでも、そう、それでもデジモンの新作を見ることができる、というだけでやっぱりうれしいし、ラストバトルでロイヤルナイツの三つ巴やってくれるのも嬉しいのです。あの露骨な「引き」の終わり方で来年夏まで我慢、というのも、待ちましょう。オファニモンがほぼ出オチで初号機化していたのも、まあ、仕方ないです。「あー、見たことあるなこれ」というのは今回の大量のちゃちなセリフ回しの中ではまだまだマシな部類です。第6章でフォールダウンオファニモンとラグエルモンの合体デジモンの中から巨大化したヒカリがでてきて地球を飲み込もうとしても、もうちっとも驚きませんとも。

 でもね、アプリモンスターズの最終回を迎えた今、デジモンの新作はもうtriの第6章しかないわけですよ。入場者特典のカードですら今回はバトスピでした。どうせ5章ででてきたダゴモンの海だって、02メンバー同様にほったらかしなのだろうな、という諦観もあります。なんというか、太一がうじうじしているところからはじまり、なんとなくメイコがうじうじしているところに描写がうつり、おしまい。もしかしてスタッフにとっての「高校生の生活」ってこの手の「うじうじ」を表現すればO.K.という感じなのかな。まあ、若者の文化と生活を小バカにするのが狙いなら、まあそれは成功しています。

 ほんと、どうしてこうなっちゃったんだろうか…