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映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!(パリを舞台にしたブリキュア映画にはずれなし)

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 肉弾戦をやめたブリキュア、ということで展開している本編とのリンクをたもちつつ、子供達が堪能できるような展開と尺を丁寧に組み立てました。劇場の中で子供たちの声が聞こえてくる幸せな箱。「動物モチーフ」を逆手にとられたサービス変身に、さらにそれを逆手にとって盛り返す、というのも子供目線でうまい。
 尾上松也も上手だし、なかなかきれいにまとまりました。テレビではくずれがちになシエルの作画もよくなっているし(テレビ本編の変身バンクもこっちにかえてくれないかなあ)。

 今回のおまけフルCGは妖精メインのストーリーでした。なにも違和感がないのはさすが。全編フルCGという野望へまた一歩近づいたのでしょう。正しい子供映画の王道をつきすすんでいるブリキュア。これが人生初の映画となる子供もいるのだろうなあ、と感慨深いです。昔の東映マンガ祭りのポジジョン。

 さて、これを例のブレードランナー2049と同日に見てしまったせいで、「映画は観客になにを提供するのか」について考えさせられました。アプローチが真逆。見る前の客の期待感(ブレードランナーは、楽しみにして良いものやらわからず不安げな年寄りばかりだった)、見終えた時の満足感は迷うことなくプリキュアの方が上、となると、ねえ。