Anything Goes (again) ...

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IT(セス・グレアム=スミスにはやられっぱなし)

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 予想していた以上にITでした。90年版が美化された記憶になっているとしても、今回はそれをきっちり上回ってくるとは。スカルスガルド家のITは愛くるしくも恐ろしい。子供たちも、キングならではの一夏の自分探しにふさわしい存在感でよかった。時系列を整えてはあるけれど、原作のシーンは基本的に丁寧に尊重されているのもGJです。俳優の存在感も重厚で、子役たちがみんなうまい。原作を読み直しているような気分になりました。27年後を描くであろう第二章も楽しみ。大人バージョンの俳優は誰をつかうのか、ベンの安全靴は活躍するのか、気になってしかたがありません。大人ビルにはアレクサンダーを起用するとか、どこかにステラン父さんもカメオ出演とかしないかしら。あと、いままで結構自作にでていたキング本人が顔をだすかどうかもボイントかも。

 しかし、こうして子供時代だけをまとめるとどこからみても「The Body」なんですよね、これ。「死体」と「それ」。本作は成功しているみたいなので、このままダークタワーを経て「Stand」の映画化まっしぐら、だといいなあ。