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StarWars Ep.8 最後のジェダイ (まあ。SWなんか昔からそんなでしょ、と言ってしまえばそれまでなんだけど)

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 SWよりST、な人間です。SWを映画館で見るようになったのもEp.1以降です。もともと、SFというよりもお祭り感の強い作風だとは思っていたし、「こまけぇことはいいんだよ」という勢いによって構築されている世界、だというのもわかっていたつもりなのだけれど、うーん。活躍した、というのは強いて言えばBB8、ですかねえ。
 ぐだぐだです。考証的なつっこみは無駄、とわかっていても、冒頭のスターデストロイヤーたちがなにもしないのはなぜ?、とか、どうして宇宙空間で「上から爆雷を落とす」の?、とか、「え?生身で遊泳?」とか、まあいろいろ。ようするに、ルーカスがいなくなり、ディズニーの財産となった以上、これから延々とシリーズをつくることができるように設定の改変が行われた模様、です。そもそも「最後のジェダイ」って何?もう、全宇宙の方々で自然発生的にジェダイ爆誕しまくってそうじゃないですかこれ。
 Ep.1で観客がぶっとんだ「ミディ・クロリアン」もどこかにいってしまい、万物の絆を感じれば誰でもフォースはつかえるとかなんとか。JJの再起動シリーズとしてはSTはきちんと新しい世界をつくりつつあるのに、「STよりも好き」だったはずのこっちはどうしてこうなっちゃうのやら。好きすぎてダメなんでしょうかねえ。で、全体的にぐだぐだでその場凌ぎ感でいっぱいなのに、物語としてはEp.4-6をなぞるようなスタイルにしようとしているところもあざとい。というか、観客を舐めてるのか、という気持ちにすらなる。前作も確かに「JJ版Ep.4」だったので、そういう意味ではこれも既定路線なのだろうけれど。
 Ep.7からローグ・ワン、という流れを思い出して見ると、ロン・ハバード監督のハン・ソロってもしかしてむちゃくちゃ面白いのではないかしら、とか期待しつつ。

 ところで、トム・ハーディはどこにでてきていたのかな。