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Meopta Flexaret VI ふたたび(35mmの二眼レフ)

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 Flexaretに興味を持ったきっかけがこれ。35mm用のアダプターです。ちょうどいいタイミングでeBayにて揃ってしまったのでした。手元にきたのは、各種のモデルに対応したアダプターのセット。フィルムマスク、ガイドレール、巻き上げ・巻き戻し軸、ファインダーマスク、ファインダーからなります。
 
 巻き上げ・巻き戻し軸とガイドレールをセットするとこうなります。右がフイルムをセットした状態。バトローネ近くの短い銀色のローラーの「下」を通してからガイドレールにフイルムを導きます(これを忘れるとオートマットがききません)。

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 この機種は最初から35を想定してつくられているので、背面の窓が自動的に「35」に切り替わります。そのまま撮影していくわけですが、コマ数計が12コマで止まってしまう。ここで、コマ数ダイヤルの隣の爪で「十の桁」を一つすすめるとまた12コマとれる、という有名な仕組み…なのですが、止まるのは「カウンターだけ」です。カウンターがとまったことに気がつかないで巻き上げると、終了扱いなので当然オートマットがはずれていつまでも巻けてしまうのです。「コマ数は常に覚えておく」必要あり。

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 撮影時の注意点は例によって「ファインダーは暗い」ということと「80mmである」ということです。思ったよりも狭い。ポートレート用にするにはファインダーの暗さがなあ…

 そして、撮り終わったら巻き戻すのですが、ここが一番大変です。巻き上げダイヤルの中央のボタンを押しながら、巻き戻し側のノブで巻くのだけれど、これが「重い」!

 指が痛くなります。microma使ってた時みたい。これもクランクかなにかにして巻きやすくしてくれていたら完璧だったのだけれどなあ。
 ちなみに、冒頭の写真に写っている側面の「35mm用ファインダー」は、いうまでもないですが構図しかとれません。ピントの確認ができない時点で80mmにあてがうものとは言い難く、なんというか、あるとおしゃれ?

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 巻き戻しの重さだけが残念。ここさえなんとかなればなあ。