Anything Goes (again) ...

Yahooブログから移りました

引っ越してまいりました

まだ勝手がよくわかっていませんが、よしなにお願いいたします。

ヤマト2202 第七章(ポリアンナ泣かせ)

何一つ期待せずに赴いたはずなのに、さらにつらまない思いをしながら劇場を出る、というのはすでに様式美といってもいいでしょう。冒頭の長大なモノローグの時点ですでに「ラストまでたぶんこの調子だ」という諦観に見舞われます。これは、最初のTVシリーズ…

デス・ウィッシュ(ブルース・ウィリスの再始動)

このところお気に入りのひとり、イーライ・ロスによるリメイク。とはいうけれど、オリジナルを換骨奪胎することで独特の雰囲気をつくりました。ブロンソンみたいな悲哀は薄いです。飄々と、確実に仕留めていくブルース。物語としては少々地味だけれど、でも…

Meopta Microma (ユニーク、ではあるチェコの16mmカメラ)

チェコで1946に販売された16mmカメラ。金属製でずっしりと重く、絞りは3.5から16、シャッターはB、1/25、1/50、1/100、1/200。決してチャチなつくりではないのだけれど、随所に「どうしてこうなったのか…」という部分のある「個性」の暴走みたいなカメラです…

ゴジラ 星を喰う者(普通に終わった)

一作目の怪獣惑星が、庵野版でつきつけられた酷い消化不良と不満をふきとばしてくれたのが良い思い出です。今回は、三部作をきれいにまとめるための物語だったので、主役が怪獣ではなくエクシフ、(というか桜井)にシフトしてしまったのが惜しい。ギドラに…

Vester-box (白昼現像、というシステム)

暗室もダークバッグもつかわずにフイルムの現像をする、というものにも一つの憧れみたいなものがあって、実際に自分が中学の頃に買った最初の現像タンクはキングのデイロードでした。結構つかったのだけど、36枚どりがはいりきらない、やたらと現像液がたく…

Bell16(ラジオからスピンオフしたカメラ)

オークションというのはおもしろいもので、時折それま全く出品されていなかったものがいくつも同じタイミングででてきたりします。今回は、コーワラメラとBell16が乱立していました。で、以前写りのよくないBellKamraを手にしたものとしては、カメラ部分のリ…

Minox LX Platin(重たいLX)

1990年に1000台限定で発売されたモデル。LXはこの手のバリエーションが他にゴールドやスターリングシルバーを始めとしてたくさんあります。このPlatinは見た感じ、ノーマルLXに比べて沈んだ黄色味がかった色と、そして「重さ」があります。たぶん、60g以上重…

Minox LX用複写セット(Minoxの底力)

いろいろと関連アイテムを探しているうちに、気がついたらLX周辺がやけに充実してきました。本体のサイズ、自動露出、と使い勝手のよいLXならでは、かも。そのうち、ゴールドLXも縁があるといいなあ、とか。 で、複写装置です。もともとのMinoxの用途を考え…

Minolta 110 Zoom SLR Mk.II(最後の小型ミノルタ)

1980年。ミノルタの110一眼は二機種目のこれで終わりました。先代に比べると「普通の一眼」デザインになり、その分大きくなりました。プリズム式になり、測光もTTLです。SLRを正常進化させた、つもりなのだろうな、という発展度合い。なにしろ、セルフタイマ…

Pentax ME/ME Super用ベルトクリップ(スナップ散歩に最適)

こんなものがでていたなんて知りませんでした。英語版のMEの説明書をみていたら末尾のオプションリストに発見。国内ではみていない気がするのですが、どうでしょう。ようするに、本体がやけに小さいので、そのままクリップでベルトにつけちゃうよ、というア…

サーチ(アイデアの勝利)

全編を端末の画像で構成する、というアイデアもの。そのため、テレビ中継みたいな画面が多用されているのはご愛嬌。謎解きとしては中の上、かな。わかる人は途中でわかってしまう展開、ではあります。でも、よくできていて存分に楽しめました。うん、いいは…

続・終物語(へんな間延び演出とかはなし)

ちゃんとしてました。ただ、ちゃんとしていたせいで、一本の映画としては若干盛り上がりには欠けたかも。やはり、テレビ特番あたりにしておくべぎったのではないかしら。個人的には扇ちゃんの出番を待ち構える作品、なので十分楽しめましたが。 傷のときみた…

2001年宇宙の旅(シネラマのかわりにIMAX)

期間限定でIMAXでかかる、というので。 その昔、秋のロードショウの隙間の時期には毎年2001年がかかっていました。毎年、映画館でみていました。最後に箱で見たのは梅田のシネラマのラスト。あの、視野よりも広いスクリーンは「映画」としての最高の体験でし…

Rolleiflex 3.5F(二眼レフは正義)

3.5Fと2.8F。やはり、些細な違いだけど3.5Fのほうが使いやすい気がしています。時々無性に使いたくなる二眼レフ。オートマット方式という贅沢に慣れてしまうともういけません。 なので、都内の散策にひっぱりだしてみました。手持ちの期限切れネガカラーを入…

ボヘミアンラプソデイ(Queenの新作)

評論家は適当なことを吐き散らすのが商売なのでほうっておけばよいのです。これは、Queenの歴史をモチーフとしたQueenの新作アルバム。特に、ブライアン・メイとボブ・ゲルドフがすさまじくそっくりなのがすごいです。音源も可能な限りオリジナル。そして、…

ルイスと不思議の時計(字幕で見たかったなあ)

イーライ・ロス作品。このひと、ホラーのヒトというイメージだったのだけれど、ここのところなかなかよい感じで好みです。ジャック・ブラックが主演で、カイル・マクラクランがでているなんていうのをみないわけにはいかないじゃありませんか。 道徳や家庭感…

イコライザー2(チタンのカードは凶器)

前作の正当な続編。ただし、日本の予告編でいう「今度の敵はイコライザー」というのは肩透かしでした。もうちょっと宣伝の文句考えなよ… 物語の決着をつける、という意味で、前作とあわせて一本の物語です。予告のせいで、お互いにストップウォッチながしな…

auto110用 70mm F2.8(望遠レンズ)

attached( 1,center) auto110 のレンズは6種類。 18mm(35mmで35mm相当)、18mmPF(同 パンフォーカス)、24mm(35mmで50mm相当)、50mm(同 100mm)、70mm(同 140mm)、20-40mmズーム(同 40-80mm)、絞りはなく全てF2.8です。 この中で唯一持っていなかったのが70…

ザ・プレデター(ダメなやつらのカッコイイ生き様)

「狩って食べるわけじゃないんだから、プレデターというよりハンターでしょが!」を二度聞くことのできる秀作。それに対して、「でもイケてるだろ?」と返すあたりも(笑)。 プレデターがいままでにやらなかったことをいろいろします。まあ、あいつらは騎士…

ヤマト2202 第六章(…)

まあ、どうして見に行くのか、と問われれば昭和の亡霊だから、とでも答えるしかないわけで。 前日に、別の映画を見た帰りに第六章見終えた人たちの行列を目撃しました。2199の時なら、みんな口々に感想や考察を戦わせながら上気してでてたきていたものですが…

CONTAX RTS(初代)

1975年にヤシカから発売されたもの。当時、ペンタックスMXを使っていた自分は新宿のヨドバシカメラでこれを触って一目惚れしてしまったのです。この、なにげなく手に持った時に、自然に必要な場所に指が届いている感じ。以来、貯金をしてRTSを手にいれてから…

Pentax auto110Super (ちょっぴり大きくなった、auto110の完成形)

1985年のモデル。auto110にくらべてほんの少し大きくなりましたが、そのかわり、セルフタイマー、露出補正ボタン、シャッターロック、一回巻き上げ、ファインダーにはスプリットマイクロプリズム、カートリッジのASA感度切り欠きに対応(これはとてもありが…

MEG (正しいサメ映画)

メガロドンです。飛びません。海にいます。ステイサムです。ステイサムの過去の経歴も問いません。かっこよく泳ぎます。 いや、荒唐無稽な要素を極力排除して、化石種であるメガロドンが現生していたら、というIFものとして確立させたのはお見事です。正統派…

CHRISTOPHER ROBIN「プーと大人になった僕」 (何が「幸せ」なのか)

イベントの空き時間に、幕張にて字幕で。 大人になったクリストファーロビンの物語。マーク・ゲイティスがいい味出してます。100エーカーの森の連中も相変わらずのいつも通り。 さて、もともと、クリストファーロビンにとってのあの森は現実逃避のための場で…

アントマン&ザ ワスプ(15歳児)

ピム博士を応援する映画。でも、諸悪の根元もピム博士(とシールド)。MCUの中でもGotGと共にちょっと変わった立ち位置のシリーズ。「隙間シリーズ」だったのですが、その「隙間」ゆえに今回はがっちりメインストリームに組み込まれてしまいました。 いや、…

栄華楼 天王洲アイル店の「鶏肉の辛し炒め」

舞台モブサイコ二部の千秋楽の後、ゲリラ豪雨のために建物内で食事しようと入った店。グランドメニューにそれらしきものはなかったのですが、「480円均一メニュー」のほうにありました。時々あるパターン。 他のメニューの感じからあまり期待していなかった…

インクレディブルファミリー (家庭内不和は少なめ)

随分と間があいたけれど、堂々の続編。字幕の箱は例によってすくないみたいだけれど、こちらは吹き替えのクオリティも高いので安心です。 冒頭からしばらく、夫婦者によくある不快な父親物語が顔をのぞかせますがすぐに下火になるので一安心。あとは王道のフ…

ペンギンハイウェイ(王道ど真ん中の夏休みジュブナイル)

なんというか、サマーウォーズあたりまでは細田監督もこれに近い空気の作品がつくれていたのだよなあ、と懐古してしまう。森見作品は実は初めてなのだけれど、見終わってから原作も読んで見て、想像以上に小説に忠実につくられていたことにもびっくり。よく…

Nikon F2 フォトミック(F一桁の真骨頂)

1971年の機種。F一桁の中でも一番好きなモデル。古くは小学校の理科の先生がこれのモードラ付きを使っていて、運動会とかに持ちこんでいる(考えてみれば、発売してすぐに購入していたのだな、あの先生)のを見て憧れたところから。モードラが自動で巻き戻し…