Anything Goes (again) ...

Yahooブログから移りました

トークショー(的な)meg rock 「先生」

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「ヒットメーカーが語る作品誕生秘話」meg rock編にいってきました。
お客さんに、見たことある人がたくさんいるのはご愛嬌です。
セゾンカード持っていないのでチケット買いに池袋までいきましたが、実はローソンカードがセゾンになっていることに最近になって気がついて呆然としています。夏期講習はこれで申し込もう。

内容ですが、なんというか、「オフレコ」の嵐で何を書いてよいものやら、みたいな感じ。
仮歌やデモを聞くことができる、というのは実に貴重な機会でした。場合によってはその場でマイク通さずに生歌!
提供曲のmeg rock版に近いものを聞けた訳ですしねえ。

#曲目情報等は*mgrckサイトにアップされています

コンペの状況や曲作りの感じ等、コンサートでのMC以上にリアルに伝わってきて感動的でした。

メロロンはコンペで圧勝だったとか、「空色デイズ」と「happily」は最後まで主題歌争いでのこったとか。
「happily」の「空色バージョン」(!!)とか。

提供曲については、できるだけの指導はするけれど、という感じ。はっきりいわなかったし、濱田さんから話ふられてもそらしていたのでアレですが、完成形に近い形で「降ってきた」曲ならばなおのこと自分で歌いたいよね、とか思います。

takeを重ねて変化していく過程も興味深かったけれど、そして、「これもアリ」とのことではあったけれど、「それでも」最初に降ってきたメロディとか印象をとても大切にしている、というのも伝わってきました。いつかプライベートレーベルみたいにして、自分の好きな曲を好きなようにまとめて発表できるといいですねえ。

#もしかしてその意味でもこのトークショーは渡りに船だったのでは、とか思っています。

制作ばなしは2005年のある一時期のものに集中していましたが、「あれ」とか「これ」なんかはハードディスククラッシュとは関係ない時期のものだと思うけれど、出てこかったのはたぶん「次回用」にとってあるのではとか。これから、いろいろな人からクラッシュデータの再現のためのファイル提供を受けるのかな、とか、出てくるものがすごく楽しみなんですが。

#8月とか9月とかいっていましたねえ。そのあたりの第四土曜はおさえておかないと。

いろいろと印象に残りましたが、濱田さんとそろって「締め切りがないと」と意気投合していたのにはすさまじく納得です。
そんなもんですよねえ…

あと、濱田さんが「コンペというもの」についてしてくださった説明が説得力ありまくり。
つまり、「コンペで選ばれる」=「いい曲」ではないし、もちろん「コンペで選ばれない」=「だめな曲」でもない。
これ、論文業績で研究者を評価しても良い教員がとれるという保証は皆無、というのとすごく近い話でわかりやすすぎでした。

#ある雑誌でリジェクトされた論文でも他の雑誌ではそのまま通ったり、はなはだしい場合は少ししてから「同じ雑誌」に
#投稿し直したら問題なく通ったり、というのはどこにでもあるオハナシでして。

「決めうち」は逆にいえば相手をわかった上でまかせるわけで、グレンラガンを見ればわかるように、うまくかみあった「決めうち」
こそが高いクオリテイをもたらすのだなあ、とか。本来的には、癒着を嫌う思考回路がピアレビューやコンペを実施させているはず
なのに、そちらのほうがより悪質な癒着になりがちである、というこの矛盾。いろいろ考えさせられます。
クリエイターの世界は大変だ。

あと、ネイルのストーンとか左手につけていたチョコミント的なリングとかが気になりましたが、たぶんそれはどこかでフォローされるでしょう。

#ストーン等についてもすでに*mgrckサイトに紹介あり
#チョコミントはありません。

化物語」DVDはまだ手元に届いていないけれど原作をある程度読んだので。
質疑応答の「怪異のせいです」は、あの場に集まっていたメンツ相手ではあれでおさまるのかもしれないけれどなあ、とか。
だって、怪異であるならば、「それが怪異である」理由があるはずで、
「怪異」である以上、それは「あたりまえのようにそこにある」だけでなく、「ふさわしい理由がある」のが「物語」の世界ですよね?

それから、プレゼンにつかっていたMacBookはご本人のもの、ですよね?
#デスクトップのアイコン等から考えて
宅録システム」なんかも、どういうのを使っているのか気になりました。きっとここにもこだわりなんだろうなあ。

歌詞、イラストレーターで書いてるんですねえ。さすが、これもこだわり。
というか文字的なレイアウトは結局イラレが一番よいのかなあ。Wordとかの融通のきかないだめっぷりはいらいらするし。
Pagemakerは過去のものですしねえ。

生命力というか、「いのち」をあらわすのに「呼吸の数」というキーワードが出てくるのは以前から気になっていたのだけれど、
特に意図してはいないということで、「普通の言語感覚の一部」なのですね。メロキュアの頃からだから、たぶん根っこ深くにある言語感覚なのかも。でも、「いのち」の表現としてははかなさと力強さとを同時に表現できるところがうまい、と思っています。

恒例の記念撮影は、2グループに分けて行われました。コンサートの時よりも「近い」感じがとてもよかったです。
椅子に座って先生的ななにかになっていたmeg rock「先生」を囲んで、でした。

二時間、meg rockの声を聞いていられるというのも贅沢なことなわけで、コンサートとこのトークショーといつも二本立てで一年間つなぎまくってほしいなあ。

でも、ノートの表紙についていた「あんた ジャージで 何処いくの」が気になってしかたないんです(笑)