Anything Goes (again) ...

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雑談とか

図書新聞。今度は天野恵一が原発は危険なんだからそんなものを推進するのは憲法生存権を犯した行為だとか言い出している。ほんと、反対の人ってどこまで原発を過大評価すれば気が済むのか。
 そんなこというのなら、ヒトには寿命があってみんな必ず死ぬんだから、ヒトゲノム自体が内包するプログラムがそもそも生存権を犯しているんじゃねーのか、と。

・逆に、では、最低限の生活、という生存権が意味するところはなにか、と聞きたい。原発反対、戦争反対、というのは容易に思考停止してしまう小道具なので、自我のかよわい人は手にしない方がいいのではないかなあ。

・ヨーソ反応ですかね。

日高敏隆先生の「世界を、こんなふうに見てごらん」がすてきです。
帯に推薦文を寄せているのがそろいもそろってクズなので手に取るのを躊躇していたのだけれど、こいつらが勧めているのにもかかわらず、中身はとてもすてきな本です。
悪い意味で帯にだまされた(笑)…

「人間には論理を組み立てる能力がかなりあるから、筋が通ると、これは真理だと、思えば思えてしまう」
イリュージョンをキーワードに、「科学的なる世界観」の脱構築をといていきます。
そのあたりは養老さんの脳の世界と近いものがあるかもしれない。

論理的に説明できる、というのは限りなくウソにちかい。

僕はいつも「わかりやすいものは危険」「わかりやすければわかりやすいほど、だまされているのかもよ」と言いますが、たとえば原発キケンがアブナイ教なんかはそういう「わかりやすさ」の一例です。

だからさ、考えようよ。そして、自分以外の外の世界をおもしろがりましょう、と。

日高先生とは、結局数えるほどしかお話したことなかったけれど、いつも面白かったなあ、と思い出したり。