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リサイクル? 分別?

いいかげん、目をさましたらどうだろう、といつも思う。
ゴミの分別は、エセ環境家たちの心のよすがとなって戦時中の非国民探しの様相を呈してきている。
まもらないとゴミ袋あけて住所と名前を特定していやがらせするぞ、というのが正義と環境の名のもとに成立しちゃう薄汚さ。

分別作業、集積場所の問題、分別によって浪費される水、労力、どう考えても環境を悪化させる要因ばかりだ。

で、この本で半魚人は目から鱗をおとして人間になりましょうよ、と。

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武田邦彦、で検索するといろいろでてきます。
「公研」での日垣隆との対談はタイムリーでしたね。

ネットでいろいろさがしているとうぞうぞと「ぷろしみん」の方々が自己主張していてほほえましいです。
どうしてもダイオキシンには「史上最悪の毒」であってほしいヒトとか、温まった海水は膨張して水面をおしあげなきゃいけないヒトたちとか。結局、武田氏が読んで紹介したあの報告書なんか誰もみていなくて勝手に言いたいこと言っているだけ、というあたりがいろいろなものの限界を露呈していてほほえましいわけです。

で、ペットボトルのリサイクル率が低くて実際には焼却されていることや分別ごみの大半が焼却されている、というあたりは、「そうだろうな」と予感していたことの裏付けである。ちょっと考えればあたりまえのことなのに、どうしてみんな疑いもしないんだ、と自治会のヒステリックの対処を見て気がめいっていたところ。焼却施設の人たちが、燃えにくいゴミの時には分別されていないほうがありがたいのに、とって呟いていたこととカみょうに符号してくるわけで。

ダイオキシンや温暖化についてはいまさらいうまでもない常識ばかりで特に新しいことはなし。

ただ、こんなあたりまえのことですら、まだ書籍にしなきゃならないほど知られていないという現実はおそるべきことだ。
たしかにこれは「科学の敗北」ですな。