なにひとつ問題なくすんなりと楽しみ、盛り上がり、気持ちよく終わる作品。
最初から映画として企画たてていればもうすこし色々ともりこめたのだろうに、とは思うけれど、これが売れれば次もあるだろうし満足です。
日曜の朝に流れているアレとくらべて、どうしてこんなに面白いのだろう。
いや、脚本の出来が違う、というのが絶対的に一つあります。さらに、キャラクターがきちんと確立している、ということも。
「正しい悪の組織」という概念はそれ自体傑作だし。
だって、新必殺技も新フォームもなしでライダー映画が一本成立するんだから立派なものです。
皆の見せ場も丁寧につくられていて、最終回の物足りなさを少し払拭してくれます。
王子と牙王がでてこなかったのが残念ですが。
ネガタロスが割とあっけなくやられてしまうのも尺の都合とはいえ残念。
あそこからさらに一段階強くなって、王子と牙王が合流してクライマックス、とかだったらなあ。
#牙王のイマジンたちは指名手配されているからつながりはあるわけだけれど。
てか、アクションのメインはコハナであるという事実が（笑）
悪ノリと悪ふざけがなかなか楽しいし、DVDにする際には撮りおろし映像追加して完全版にしてくれるといいなあ。警視総監とオーナー（でかちょう）のチャーハン対決とかも見たいし。
それにしても、キバはいらない子です。音也くらいですねえ、見ていて魅力のある人間は。
なんにせよ、電王の次回作を切に希望…
P.S.
いや、でもまさか本当に「次」があるとは。
夏のキバ映画自体が電王の次回作の壮大なる予告編であった、というすさまじい現実はいろいろと物語ります。とりあえず、井上本はひかえめにいって「飽き飽き」なので小林脚本のライダーがみられるというだけで幸せなわけです。
あとは来年の新ライダーがどうなるか…なんだよねえ…
