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AGL3080 Macintoshで使う携帯型GPSとPhotoTracking

 以前から、フィールドで写真撮っていて、後になってどこで撮ったのかを詳しく思い出せると良いのに、とか思っていました。フィルムの頃ならともかく、デジタルだと大量に撮ってしまうのでなおさらなのです。
さらに、夏に海外に行く事が決まっているのでその時にどうせまたしても大量に撮るであろう写真の整理に苦労したくない。

で、前からGPSタグをExifに埋め込んで地図に表示する、というのに興味があったのですがなかなかこれというモデルがみあたらず、さらにMacに対応しているものも少ないという現状。
考えてみればGPSデータなんてテキストなんだし、Macに対応しないということの意味すらわかりません。この手のデータのやりとりにいちいちシリアル接続なんていうアナクロスタイルは勘弁してほしい。

で、探していたらこれにたどりつきました。
イメージ 1

台湾製ですが、実にシンプル。電池入れて、スイッチいれて持ち歩くだけ。
毎秒毎のGPSデータは内蔵のフラッシュメモリに記録され、とりだしはUSBケーブルつないでマウントしてコピーするだけ。時間データとかはGPSデータにふくまれているのだし、まったくもってこれで問題ないわけです。シンプルの極み。

衛星をつかまえるのにとまどうこともありますが一度捕まえたらけっこうちゃんと捕まえ続けてくれます。海外のレビューでは毎秒サイクルのせいで蓄積できるデータ量が多くなるのだから、5秒とか10秒とか毎の取得にできるといいのに、とあったのだけれど、Ver.2になってそれもサポートされました。

#いまのところファームのアップデートにはWindowsが必要ですが、パラレル上で問題なしでした。

単四を三本。ほぼ半日ちょっとつけっぱなしで電池がきれてきます。まあ、こんなものでしょう。
ただ、USBからファイルをとりだしたら消してしまえばよいのだから、これだけ電池がもてば事実上問題なしです。予備電池は必要ですが。フルデータで毎秒取得にしても72時間分までファイルを保持します。
Airとセットでもちあるけばそれでおしまい。よく持ち歩くのならエネループあたりにしてしまえばよいわけで。

取り込んだNMEAファイルを画像にあてがうのにはソフトが二種類ついてきます。
AmodGPSTrackerというのはメーカー製でWindows専用。ただし、うまく動作しないような感じ。
JetPhotoStudioはMac版がありますが、附属のバージョンではGPSデータは扱えず、Proにアップデート
する必要があります。2400円くらいでしたが。

JetPhotoで写真とGPSを取り込んでマッピングしたものがこちら。
イメージ 2


地図データが国内にちゃんと対応していないのかこんな感じ。歩いた軌跡が黄色く示されています。
写真がある場所は●が表示されています。

これをGoogleEarthにのせたのがこちら。
イメージ 3


ちゃんとどこを歩いたのかがわかります。
やぶこぎをした箇所もあるので、これは助かります。対応する写真がある場所にはカメラアイコンが表示されます。ポイントをマークする機能もあるのですが、それくらいなら、対応する場所でなんでもいいからシャッターを押しておく方が簡単かも。手書きのメモを撮っておく、とかも便利そうです。

イメージ 4

こんな感じ。これは便利です。

問題といえば、タイムスタンプを使ってTagをつけるので、タイムスタンプのつかないカメラではつかえないこと。
#つまり、RolleiflexMiniDigiでは使えない。

くらいでしょうか。あとは、GPSデータを扱うソフトについてもう少し勉強しないといけません。
JetPhotoで画像を管理するならいいのですがLightRoomと共存するのはめんどくさそうで、ExifGPSデータを埋め込むと、それまでのExifのデータに上書きされてしまうみたいで、撮影時のデータがなくなっちゃう。
ほんというとLightroomGPSタグの管理とかできればいいのですけどね。

追伸:
作成されたNMEAファイルをGPSbabelでGPXに変換

GPSPhotoLinkerでExifGPSタグ埋め込み
で、既存のカメラ情報を消さずにGPSデータを埋め込む事ができました。
これだと、プレビューのインスペクタからも撮影地点を確認できます。
また、Lightroomでも埋め込まれたExifGPSタグからGoogleEarthに飛ぶ事ができます。
経路表示だけが問題、かなあ。