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デジモンバトルターミナル02 R.I.P.

 2008年5月22日、いつも通っていた最後のデジモンバトルターミナル02がワンピースに置き換わっていました。まだどこかでは稼働しているのかもしれませんが、月曜のジャンプにワンピースのカードが付属していた事から、もう、そろそろ全国的に終了なのでしょう。家の近くのイトーヨーカドーは21日夜の時点で入れ替わっていました。
 4月末に稼働終了の予告でしたから、さらにそこから一ヶ月近くの稼働だったわけです。健闘した、といってもよいのかもしれません。だとしても、この大きな喪失感を埋めるのは並大抵の事ではなさそうです。

 思い返せば、アニメのデジモンセイバーズが放送されてひさしぶりの新シリーズを喜び、平行して開始されたカードαとバトルターミナルにはまりました。以前のカードは集めるという意味からは中途半端な状態だったので今度こそ、という気持ちもありましたし、バトルターミナルは生まれて初めて遊ぶデータカードダスでした。ブログを見ていただければわかるように、進化系統の探索だとかランキングの書き換えと連勝記録、といった点で日本全国どこに行っても筐体を探して遊びました。あのころのデジモンには勢いがあり、最盛期には通勤経路近傍に8台近くのバトルターミナルが稼働していたものです。
 両替のために中座するのももどかしく、百円玉は使わずにためておき、結果、やたらと重い百円玉専用のポーチを持ち歩いていました。新弾がスタートすると、まずはカードをコンプリートするためにやたらと連コもしました。02も七弾近くまですすむだろうと期待してためておいたこの百円玉は相当の枚数に上りますが、これを、将来再開される新ゲームのために保存しておこうか、と迷っています。デジモン以外の用途に使うのも抵抗があります。行き場のない、一種の箪笥預金のようになってしまいました。

 02では、ランキングがなくなったかわりに育成に時間をついやしました。結局、新規追加のデジモンが遅々として増えないあたりに一抹の不安を感じていたらカードは第三弾で終了という無情なアナウンス。あの日以来、刻々とせまるD-dayを恐れながら遊ぶようになりました。都合でお店に立ち寄れない日があると焦りでいてもたってもいられなくなりました。仕事帰りに立ち寄って数バトルしていく。余裕がある時は少なくとも1ランク上がるまで遊んでいく。そうやって日常を過ごしていく事で、仕事や生活をしていく際の柱のようなものができていたのかもしれません。5月21日夜、閉店後のヨドバシカメラで終了したのが最後のバトルターミナルでした。ツカイモンがランクAの半ば。あと三十分もあれば、ランクSまでいけたかもしれません。バトリアムのランクB制限が解除されない以上、僕のツカイモンは、もうこれ以上成長できなくなってしまいました。

 10周年、という呼び声の割には不発に終わった一年だったのかもしれません。Vジャンプの連載も、記事もなくなりました。新しいデジモン関連商品もなくなり、継続しているはずのαも情報なし、です。「また」、冬の時代なのかもしれませんが、今回は前のときよりもデジモンに依存していた度合いが高いので今度の冬は前よりも辛いです。ほかにも趣味やコレクションがあるとはいえ、毎日、コンスタントに継続できる生活のリズムに組み込まれるようなものはバトルターミナル以外にはありませんでした。なんとか、自分の中のおりあいをみつけなくてはなならないのですが…

 とりあえず、同系統、というか、元のカードゲームの再現度という意味ではバトルターミナルよりも上かもしれないデュエル・ターミナルをたまに試しています。「お金を刷っているようだ」というあのメーカーを儲けさせるのはちょっと心外ではあるのですが、でも、すみません、データカードダスには当分触りたくありませんので。しばらくはスピード・デュエルでかわりになるかどうか見極めたいと思います。いまのところの問題は、カードをコンプリートしてしまうと次に続くモチベーションとなる要素が希薄なことで、ランキングとか育成、レベルアップ、という要素が欲しかったかな、と。

 もっといえば、これを参考にして新しくαのゲーム化、メモリーカードトークンを使ったデック情報の保存とランキング等をくみこんだ新世代のバトルターミナルがでてくれるといいのに、と思います。

 ゆめ、ですけど。


 5月にはいって、半ばほど過ぎた頃。もう、本当にあと数日で終了だろう、いつ終わってもおかしくない、という時期の02-1弾、2弾の筐体からたてつづけにゴッドカードが出ました。デジモンの神様からの贈り物、だったのかもしれません。

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 いままで、どうもありがとう。