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イツワリノウタヒメ (マクロスF 劇場版)

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 テレビの方は散発的にみていただけでした。時折、うまくはまるとすごい回があり、大半はだらだらとした日常的なにかだったり、と良くも悪くも「マクロスだなあ」という印象。歌と三角とバルキリー

 で、ということは「伝統」にのっとるならば映画版はやってくれるに違いない。

 期待どおりでした。マクロスてんこもり、というか徹底的にオヤクソクなカタルシス。どこがどう、なんぞという話はしません。
そんなのかたりつくされているし。テレビの時から思っていたけれどシェリルの歌と中の人を分けたのは大正解でしたねえ。
 映画ではストーリーをもたつかせるドラマはきれいに整理されていて見ていてらくちんです。これならノレる、というか。

 でも、そこではたと思ってしまいました。マクロスもそうだしボトムズなんかもそうなんだけれど(いや、営業的にはマクロスのほうが成功しているけれど)どちらも進化の袋小路に入り込んでしまっているんではないか、と。

 実は、周囲の若い人の感想とか聞いているとマクロスFの評判はあまりよくない。どちらかというとキャラクター萌えで荒れている気配。つまり、「マクロスのお約束」にもりあがるのはどうやら昔からのファンであって、若者がとびつくのは「そこではない」みたいだ、と。
 これを、ファンと作り手と作品が歩調をあわせて年をかさねてきた、という言い方にすれば美談です。でも、それでは先がない。

 Seed以降、なにをいわれても新たにファン層をつくりだすことに成功してきたガンダムの世界とはここが違うのかな、と思います。

 とりあえず後半は全新作でくるみたいですし、そうなるとストーリーも結末もTVからはがらりと変わるだろうから楽しみですが。

 ひとつだけ、映画みたらVF25つくりたくなるかな、と思っていたけれどそうでもなかったなあ。デストロイドモンスターとかマクロスクォーターのほうが欲しくなった。DX超合金でクォーターがでるのはそのせいか、とか思うとまたまたやられた感満載ですが…