Anything Goes (again) ...

Yahooブログから移りました

だから「実名主義」ってなんなのよって話。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100209-00000506-san-soci より抜粋。

>広がる「同姓同名」ネットワーク 偉人を自分とだぶらせ・・・別の人生疑似体験
>2月9日9時0分配信 産経新聞
> インターネットの検索エンジンに自分の名前を入れると、自分と同じ名前の“他人”に出会えることがある。異なる土地で
>異なる人生を送り、年齢も外見も違う同姓同名の他人。そんな同姓同名を探す動きがネットの普及とともに広がっている。
>たかが名前、されど名前。全世界を探してもおそらく同姓同名はいないであろう記者が、ネット社会の同姓同名事情を追った。(道丸摩耶)
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> 「今は無理して『オンリーワン』になろうとする風潮があるが、それは人を追い込む。同じ名前でも人はこれだけ違う。
>同姓同名を探すと、生きているだけで十分オンリーワンだということが認識できるんです」

 このまえの勝間女史もそうだったけれど、「実名」の立ち位置っていうのは結構微妙なものだ。
「責任ある発言のために実名を曝すべき」という一見ただしそうに見えるあの主張が、とてつもなくいい加減なものだということは
こういう「同姓同名」からも簡単にわかる。少なくともツイッターのアカウントはそれが誰であれ「誰か」に対して一意に定まるけれど
「名前」とか「実名」はたとえ戸籍上の本名であってもそれで誰か個人が一意に定まる保証は無い。

 昨日のエントリーも別に政治がどうのというはなしなんかではさらさらなく、そういう「実名にこだわる」ナイーブな頭の悪さ
についてのもの。もっとも、そういう頭の悪い人を政治家にしてしまうのはいかがなものかという気もしなくはないけれど、
それはまた別の問題だし、政治家の条件に「頭の良さ」があげられるかどうかから考えなきゃならないかもですしねえ。

 しかし、昨日に引き続き産經新聞のコンボ攻撃。なんかたくらんでいるのかと邪推したくなります(笑)


ちなみに、

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100209-00000506-san-soci.view-000 には写真あり。これが傑作です。

>広がる「同姓同名」ネットワーク 偉人を自分とだぶらせ・・・別の人生疑似体験
>2月9日10時9分配信 産経新聞
>ずらりと並んだ全員が「田中宏和さん」。15年以上も同姓同名を探す運動を続けてきた田中さんは、左から2人目だ
>(田中宏和さん提供)(写真:産経新聞

田中宏和さん提供」(笑) 「実名」が見事に記号化したことにより、「誰が提供したのかわからない」という。
やっばり産經新聞はなにかたくらんでます(笑)

そういえば僕も「田中宏和さん」なら一人知ってるぞ。