Anything Goes (again) ...

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「都電とおでんにのる逐電少年」

「逐電」なんて死語だよな、と思っていたら都電まで限りなく死語に。

・ストレステスト、今回もまた管総理の一人勝ち、でしょうかね。気の毒なのは海江田さん。ようやく原発再稼働のめどがたってきて少し安心できるか、というときにコレ。
 もちろん、3月の時点でやってりゃよかったストレステストを、しかもアメリカがやらないよと決めた矢先にやろうとするのは浜岡の停止といっしょで、「放射線怖い病ヒステリー」にかかっている有象無象の支持をとりつけるための方便でしょう。案の定、馬鹿どものつぶやきは「原発の安全性がうんぬん」「再稼働しようとしていたのが危険行為かんぬん」という首相が腹抱えて笑いたくなるような迎合でみちあふれてきた。いまごろ総理は頭の悪い国民だますのなんか簡単だぜ、とひとりほくそえんでいそうだ。
 そもそもストレステストは稼働中の原発でもできるものにすぎないのに、あたかも「これを通らないと稼働させられない」というような雰囲気にミスリードした結果、反原発的な手合いに迎合することにまたしても大成功、と。総理はなにも考えてないとか言っている人たちはただの馬鹿です。すげー緻密にかんがえられていると思うよ。間違ってるけど。

 みんなばかだから忘れているけれど、今回気の毒なのは海江田さんのほかにもうひとつ。これからの電力需要への対抗策をまたひとつ失ったニホンジンもそうなんだけど、理解できてないよね、どうみても。

 しかし、管総理、こんなにもしたたかな人だったとはそれこそ大誤算です。やっぱぼんぼんぢゃたちうちできないわけですねえ。

 ストレステスト強制の結果、「なにも問題がない」場合でも、よく安全を確認してくれた、とホメラレルし、さらにその結果停電やら死亡者さらに激増とかになっても、頭の悪い国民は全部東電のせいにしておわらせちゃいそうだし。

「「ストレステストの結果、問題が判明したので原子炉の運転を停止します」こういう発表があったら、まあ信じられますな。でも「ストレステストの結果問題がなかったので原子炉の運転を再開します」って誰が言ったら信じられる?誰が言っても信じられないんじゃないか?」
こんなつぶやきが湧くくらいだから、すでに「そーゆー人たち」にとっては最初から結論ありき、なんだよね。理屈もへったくれもない。なーんも考えてない。

 さらにたとえば「安全重視」を気取るこんなつぶやきとかひどいな。「原発のストレステスト、、、これは随分前から書いていたが、もし建屋が崩れたら、もし火事になったら、竜巻が来たら、、、飛行機が突っ込んだら、、、ミサイルが飛んできたら、、テロリストに襲われたら、、、、、こういう状況設定をすべてクリアしなければ福島と同じ事になる」
 へー、飛行機がとかミサイルがとかテロリストにとか、そういう「状況設定をすべてクリア」できなきゃいけないんだあ。へー。あほか。そこにさ、「天が落ちて来たら」も加えとけば?

 こんなのとか(笑)。もういれぐい状態だな。
「乗っ取られた旅客機が原子力発電所に突っ込んだらというストレステストをシュミレートした段階で、日本の原発は全てストレステスト不合格だと思うのだけれども!想定外は想定しないのかな。。。 ついでに原発がミサイル攻撃を受けたら、というストレステストも…。結果は分かっているけどね」
 それのどこが「ストレステスト」なんだか。そういう事例まで「原発として」考慮しないと「安全とはいえない」とかいうのかなあ。どこまでオメデタイというか馬鹿なの?ま、「シュミレート」なんて言っている時点でこちらも地金まるみえ。結果的に大規模なバカトラップが設置され、それぞれが大漁という情けない我が国…

 ようするに「安全神話の強要」ですな、これ。こういう馬鹿が後を立たないから、リスク管理という概念はこの国ではなかなか受け入れられない。こんなに頭の悪い事つぶやいておいて、それでも本人は自分はちゃんと考えている「つもり」なんだろうなあ。実質的にはこういう発言をする人間「が」テロリストなんだよね。無自覚なだけにさらにたちが悪い。なんか、モンスターペアレントと同質の人間性のゆがみを感じる。

「 人が次々死んでいきます。みんな50歳まで持たないのです」とか、もうちょっとしたホラー扱い。こちらはチェルノブイリの報告書を見た事ないらしい。ネットでさがしてみなっての…

「生レバーやユッケよりは、おそらく原発の方が危険だろう」
「おそらく」とつければどんないい加減なデマをとばして免責されるという発想の例。
「いまのはオフレコだから」というのとなんも変わらん。この手の危険あおりたい症候群な悪趣味な奴がそうとうたくさんわいているのは気温が高いせいかねえ。
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たちの悪い「安全神話教」はこんなところにも。
「Q「小出先生がストレステストの担当になったら?」断ります。どんなに考えても考え落としがあり、事故になると原子力はとてつもないことになってしまうため、元々やるべきではない」
「どんなに考えても」というのは事故が「これからおこる」ものである以上あたりまえのこと。それをふまえた上で、コストとのバランスを考慮して対策することが必要な訳で。「原子力はとてつもないことになってしまう」とか言っているけれど、それこそ自称専門家が金儲けのために煽っている恐怖刺激にすぎないし、「もっとリアルな危険が眼前に存在していて、実際に多数の死者が出ている」ものをさしおいて「とんでもない」とか言ってさらなる恐怖心を煽るというのも悪質。
 まあ、ストレステストの担当にもしなったら「ことわる」というその理由がこれだという時点で地金まるみえというか無責任むきだしというか。所詮は政治的アジテーターではあっても科学者ではなかった、ということの再確認ですねえ。
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和田さん、まだ61だったのか…若いのになあ…
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ストレステストなんかよりも「小学校の集団登校」をやめてごらんよ。年間死者数の削減にはそっちのほうがよっぽど効果あるから。
タバコを法律で禁止する、というのもいいよね。あと、生肉禁止も。
これら全部、実質的被害を見るだけでも原子力が現状もたらしたものよりも「よっぽどとんでもない」ことになっているんですがねえ。いつものことだけど、脱原発・反原発の人たちって、原発とかかわりのないところで何人何十人死のうがどうでもいいんだよね。まるで何かに酔っているみたいだ。
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