Anything Goes (again) ...

Yahooブログから移りました

ブリューゲルの動く絵

イメージ 1

考えてみたら移転してからユーロスペースきたの初めてかも。
あれ、シネセゾンてこの建物に入ってた?

ブリューゲルを「そのまま動かす」というのはアイデア。いまだからこそつくれる映像です。
絵の研究者の解説をブリューゲル本人が代弁(?)してみせたり、ブリューゲル入門としてもいいかも。
「再現」という点ではとても優秀です。
はっきりいってブリューゲル(親父のほう)が好きな人ならとにかく見て損はない。
逆に、あまり絵に興味がないとたぶんだれます。よくも悪くも「絵の再現」なので。
音楽とか風俗とか、よく研究しているな、という感じで「再現」としては極上のできですが。

難点は、
・説明くさい。
 ブリューゲル本人や画商の台詞がちょっと鬱陶しい。と、いうか絵の世界から乖離してしまっていて邪魔。
・キリストの話をメインにしたのは失敗でしょ。
 もちろん、群像絵画だけでは映画一本にならないのはわかるのだけれど、そして、絵の中にキリストとマリアがいるのもたしかなんだけれど、だからといって途中からイエスの話になるのはやりすぎ。絵としては、それすらも「群像の一部」となっているのにだいなしです。せめて、十字架を運んでいるところ、で止めておいてほしかった、復活をほのめかす雷鳴やユダまの末路までみせちゃうのはすでにブリューゲルではありません。

ブリューゲルがどうして村にいる。
 本来、町の人間のブリューゲルは村人に変装しては村の観察をしていた、ということですが映画では若い奥さんとたくさんのこどもといっしょに村にすみついてます。ここは、映画のテーマとしても「きちんとしてほしかった」ところ。

とはいえ、ルドガーハウアーはいい俳優になったなという感じだし、くりかえすけどブリューゲルの絵を再現するという点ではいばらしいできです。数年前にウィーンで実物見たときのことをおもいだした。

びあの出口調査がきてましたよ。ふーん。
 ・
PSvitaながめる。
初日に在庫が血行ありそうなのは売れてないのかたくさんつくったのか。
触った感じは悪くないんだけど、今回発売された中にやりたいゲームがないのでかいません。
FFTかバイオかデジモンでたら買うけどね。
 ・
そういえばMBPあたらしくしてから外付けのUSBモニタの動作がまともになった。
画面が暗くなったりしないや。
 ・