脚本が中島・浦沢のコンビという贅沢さもまたすばらしい。なにしろ、伏線はきっちりと回収するし、過去の流れは丁寧にふまえるし、これからの展開や設定にも絶妙なくすぐりがはいるし、まさしくプロの技、です。
フォーゼパートの卒業とバトンタッチではイナズマンが（ちょっとコスチューム的にあれだけど笑）、そして、そのイナズマンネタに密接に絡むようにウィザードパートではポワトリンが、そして、その両方をたばねるようにアクマイザーが、と構成もばっちり。
アクマイザーについてはガブラッチョやザイダベックへのリスペクトに感涙です。とくに、あきらめかけていたザイダベックの登場シーンは、そのデザインも含めて大満足でした。バンダイさん、またプラモだしてくれないかなあ。ポピニカでもいいけど。
ポワトリンの正体なんか、浦沢さんの仕掛けが炸裂しすぎていてすごいし、これでウィザードの世界に対するてこいれにもなったのかもしれない、と思えます。過去のライダー作品の切り貼りから、独自の世界ができつつあるような。
そして、フォーゼ世界の五年前地続きであることが判明した、のだから、フォーゼではほとんど触れられなかった「ライダー都市伝説」にウィザードをからめて継いでくれるとうれしいなあ、とか。
えーと、で、次は大戦でギャバンさんですか。
