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OLYMPUS TG-2

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TG-810以来の買い替えなので、今回は間に2モデル見送ったかたちになりました。
 実はTG-1が出た時にちょっと迷ったのだけれどあまり更新するほどの魅力を感じなかったわけで、今回の買い替えはやはりマクロの強さにつきるのです。それに1はcp+にまにあわない時期の発表だったし。
cp+で確認できたスーパーマクロについては、1cmマクロの範囲で光学ズーム全域が使えること、オートフォーカスが迷わずにちゃんとピンをだしてくれること(いままではスーパーマクロのAFは迷い過ぎて結局あわない事が多かった)の二点で惚れ込み。実際にフィールドで使ってみると、ちょっとした実体顕微鏡なみの倍率の画像が簡単にとれるわけで、これは従来のコンデシとは大分違うな、と。たとえば花のアップの場合は萼の毛の本数とか花粉の形とかがわかるし、虫の場合は複眼のパターンとか体表の毛の一本ずつまでわかる。カエル卵だと、発生段階をその場であっさりとチェックできます。同じ「1cmマクロ」を標榜していても随分と差がある感じ。

さて、では箇条書きにて感想を。

・動作が速い。電源Onから操作可能まで一瞬。はやすぎて再生ボタン長押しによる電源Onの意味がまったくありません。
GPSの衛星取得が早い。サポートデータを登録するとさらに早い。で、GPS入れっぱなしでいつも撮影時にジオタグが確認できる。ロガーとしても結構優秀で、日付単位でファイル保存できるし、GoogleEarth上に簡単に移動経路を表示できる。
・レンズのズーム範囲やセンサーの画素数あたりは下位機種に劣る、というユニークなスタイルですが、その分画質重視ということみたい。
・画像のコントラストがいままでよりも格段によい。処理チップの影響なのか、背面センサーとの相乗効果なのか。このあたりはTG-1との比較を本当はしたほうがいいのだろうなあ。あと、同じレンズ系から派生したWG-3とかと。
・フィールドでルーペ代わりに使える、という意味でもちょっと別格の感じ。
・cp+でみたマクロ用LEDライトをリング状に導入するオプションがすごく楽しみ。
・あと、撮影ステージと円偏光フィルターセットとかもだしてほしい。てか、きちんとしたステージを用意すれば十分実体顕微鏡代わりに使えるよ、これ。分類屋さんはフィールド用の実体よりのもTG-2を一台、という感じになるのではないかな。

・何人かの方にも見せましたが、共通した感想はルーペと顕微鏡のすきまを埋める接写システムになる、というもの。マクロ解剖学あたりで有効な使い道があるんじゃない?という。いろいろと可能性のあるカメラに成長したToughシリーズ、でした。