Anything Goes (again) ...

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サボタージュ(サスペンス系だけど、もうすこしうまいやり方もあったかも)

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 あのシュワちゃんがサスペンス!、というところがポイントなのに、例によって銃持って派手なことやってるイメージで宣伝しちゃったもんだから作品の方向性がつたわらないまま興行しちゃうというだめだめな配給方針の犠牲映画。ほんと、最近こんなんばっかで滅入る。
 麻薬マフィアに家族を奪われたシュワルツネッガーが仕事と私怨をからめて復讐する話、なのだけれど、復習のための資金の行方でチーム内に不和が生じて連続殺人がおこる、というもの。チームも全員専門家なのでそこの解決までが中盤の見せ場的サスペンスなわけです。これ、大金を奪う、から復讐に行く、までの間にチームメンバーの殺人がはさまることでいかにもメインのサスペンス部分が「挿入された別の話」みたいになっているのがもったいない。ここを、本筋の復讐譚にうまくからめていればなあ。
 若干の説明不足気味はあるにせよ、サスペンスとしてのできも悪くないしラストスタンドの時よりもうまくもりあがるつくりになっているし、で、「シュワちゃん新境地」みたいな宣伝を強くうてばよかったんではないかねえ。
 いや、ほんとうに今年は宣伝の方向がおかしいだろうこれ、というのが大量に目についてつらいわ。