Anything Goes (again) ...

Yahooブログから移りました

たまった分をいろいろとまとめて

ペット
 近場で字幕がなかったので吹き替えでみました。うん、吹き替えだけど悪くなかった。というかうまいな二人とも。物語はどこかで見たような放浪と帰還なのだけれど、その中をうめていく動物たちがかわいい。そして、実はかわいいだけでなく結構リアルなのも高評価。これ、再現度はズートピアより上です。実質的な主役と言ってもいいスノーボールをよくみると、ちゃんと「うさぎの歯」になってます。ジュディの口の中がいい加減だったのと好対照。まじめにつくられているなあ、と。
 おまけのミニオンたちもよかったし、満足。

ジャングルブック(字幕でみたかった…)
 懐かしいメロディにひかれて、これも近くでは字幕がなかったので吹き替えで。うーん、悪くはないんだけれどオリジナルキャストの豪華さを考えるとやっばり字幕でみたかったかな。CGを感じさせない表現力。そして、丁寧なオリジナルリスペクト。昔のジャングルブックの印象が残っているのなら、これはオススメです。

ターザン・リボーン
 「後日談的続編」です。ちょいと地味かもしれないけれど、これも丁寧なつくり。個人的にはクリストフ・ヴァルツがうれしい。物語のつくりも丁寧だしとくに不満はないのだけれど、シリーズ化できるくらいうれているかなあ。ジェーンがマーゴット・ロビーだった、というのはこの後ひかえている「あれ」を考えるとちょっとびっくり。

ゴーストバスターズ(ほぼ全員集合)
 1作目の実施的リブート。そして、これでもかとばかりの1作目オマージュの嵐。シリーズへの愛でみちています。EXTO-1は霊柩車改造だし、とうとう最後は滑り棒付きのラボを手に入れるし、メインキャストの面々もリック・モラニス以外は全員登場する、という(ライミスも!!)念の入りよう。続編への含みもきちんとあるのでぜひシリーズ化してほしい。なにより、クリス・ヘムズワースのおばかっぷりがかわいいのだ。愛すべきおばかとしてソーに匹敵する存在感。逆に女性陣のはっちゃけっぶりも力入っているのがまたよい。

傷物語 熱血編
 前回の間延びした流れからうってかわって怒涛の展開。暦と羽川の関係もうまい感じの距離感になっているし、この後の物語全体への俯瞰にちゃんとなっている。直江津になぜか代々木や駒沢公園があるのはオリンピック的ご愛嬌。他の物語シリーズで羽川が嫌いな人(自分だ)も、今回の羽川なら、と思うのではないかな。そして、最後の冷血編に残されたストーリーと尺を考えると製作陣はもうひと暴れしてくれそうな気配。いや、それなら最初から一本にたばねてみせてほしかったよなあ、とやっぱり思ってしまうのですが…

ミュータントニンジャタートルズ
 TMNT続編。いかにもマイケル・ベイな一本。実は、「君の名は。」がハズレだった時のことを考えてこれを2本目に保険としていれていたのでした。調子とノリのよさは健在。まあやってることはいつものとおり、なのだけれど。原作のピースをうまくおりこみながらつくりあげているので先々も楽しみ。ちゃんとカメっぽいシーンもあるしね。ただ、(いつものことだけど)こいつらみるからにトータスなのになあ、という部分をラファエロがセリフとして「俺たちはウミガメだ!リクガメじゃない!!」とやったのは新しいのかな、とか。カワバンガ少なめ、ピザ多め、でした。これみるとアメリカンなピザを食べたくなる。近くにシェーキーズがあればいいんだけどなあ。

ロスト・バケーション
 公開時にみそぴれていたので横浜ニューテアトルにて。正統派のサメ映画です。PG12で90分もない、というコンパクトさ。限定された場面でのシチュエーションもの。画面の中に余計なネタなんかなにもない。無駄な台詞も過剰な登場人物もない。そのかわり、緊迫感と緊張、ドラマはばっちり。お手本のような一本です。キャストなんか回想シーンもいれて12名。ちょっと前に「みてしまった」キャストだけで200人をこえていたアレと比べるのは気の毒だけど、こちらはまさしく「これぞ映画」です。
 主人公が退学を考えている医学部生、という設定がケガへの的確な応急措置にあわられていたり、傷の痛み、海水のしみる辛さ、クラゲにさされる痛さ、といったものがわかる人にはダイレクトに伝わってくるリアルさ。見ていて背中がひゅってなるほどのリアル。ロードショウのときにみておけばよかったなあ。
 エンドクレジットのキャストが12人分、なのですが、みながら頭の中で指折り数えても「?」となります。一人多いよ?そして、クレジットをよく見ていると一人妙なのがある。「スティーブン・セガール(本人)」ってなに? Steven Seagalってある… でも、セガールいなかったよなあ… とか悩みながら映画館からの帰り道ではたと気がつきました。主人公のそばにずっとよりそっていた翼を脱臼したカモメがいたじゃん。最後、脱臼をなおしてもらって、ちゃんと助かっていたけど、あれ、もしかしてCGじゃなかったんじゃないの?と。そういうおしゃれなあそびもありました。うまいな。