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ピートと秘密の友達(「ピートのドラゴン」)

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 「ピートとドラゴン」のリメイク、といってもそもそもオリジナルは話にきいたことしかない。ただ、元がよいので、きっちりと「上質なディズニー」に仕上がりました。エリオットがもふもふの大型犬的な感じと保護者的雰囲気を両方かもしだしているのもうまい。ちゃんとラストのカタルシスもあります。しかし、本作の一番の見所はギャビン役のカール・アーバン。融通の利かない体育会系的なキャラクターで、お約束のようにエリオットを生け捕りにして金儲けをたくらむのだけど、最初の遭遇では腰をぬかして逃げ回ったり、最後は弟たちを助けるためにちゃんとでれたり、とめちゃくちゃかわいい(笑)。邦題が例によってアレなのでわかりにくいのですが、ギャビンが繰り返すセリフが「あのドラゴンは俺のものだ」なので、実はピートと主役の座を奪い合っているのです。
 あと、過去にエリオットに遭遇したことのある変わった老人役にロバート・レッドフォードという贅沢。この作品も宣伝とタイトルに失敗しているのではないかしら。もっと評判になってよい一本だと思います。