Anything Goes (again) ...

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SING(ちょいとお行儀の悪い負け組たち)

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 すでにディズニーと双璧といっていいところまで来た感じのイルミネーション。むこうが王道ならばこちらは邪道からの王道、という塩梅で、まあいろいろとぎりぎり(笑)。TED的な側面あり、ということで。ただ、主役のバスターを筆頭に、いろいろやらかすけれど憎めない、というか、なんだかんだいってみんな最後は前向きなのでちゃんと盛り上がるようにできているわけで。
 予告編もうまかった。洗車シーンには劇場設立に至る先代の思いがこもっているし、そこからニート羊の友人エディの社会復帰もスタートするターニングポイント。
 洋楽てんこもりです。古いのから新しいのまで。きゃりーもちゃんとでてくる(しかもかたことの日本語で!)し。みんなうまいのだけれど、個人的にはセス・マクファーレンタロン・エガートンにやられました。セスはまあもともと達者な人だけど、タロンもこんなにうまかったんだねえ。キングスマン2では歌うシーンもつくればいいのに。
 細かい部分に様々な映画のシーンが組み込まれていたりするのも「劇場モノ」のお約束。
 最初のキャラクター説明シーンがちょっとテンポ悪いけれどそれさえ終われば怒涛の流れでラストの盛り上がりまで突入するし、劇場で手をたたいて応援したくなったり、ほろりとさせられたりいそがしい映画です。ヤマアラシは棘をあんなにとばすと周りは流血沙汰だろうに、とか、思うところがないではないですが(笑)、これは「そういうリアル」の物語ではないし。

 しかし、一番感動したのはミス・クローリー(声はガース監督)が「200歳」ということでした。イグアナ、そんなに生きるんだったっけか。で、wikiみていてエドガーライトもいたことが判明。えーっと、バリーって誰だっけ?吹き替えが大川さんだからそっち見ればわかるのかな。