バーフバリ 王の凱旋（あらゆる映画のいいとこどり）

　前作をAmazonで予習してから行きました。なんだこれ（笑）。ハリウッド、ディズニー、日本のニチアサ、あらゆる映像の「いいところ」を研究し尽くしてぎっしりつめこんだ結果、とんでもない物語ができてしまった感じ。マハーバーラタがこんなかたちで翻案されるなんてなあ。監督は、マッキーのひと、ということで、ああなるほど、ではあるのですが、今回は蠅物語よりもはるかに上手に万人向けになっているあたり、すさまじいです。前作のあらすじが冒頭でしっかり流れるので、これだけを見にいっても大丈夫な心憎いサービスもあり。
　一分たりとも無駄な時間がなく、ひたすら映像に翻弄されているうちにきっちりとハッピーエンド。これですよ、こういうのを見るために映画館はあるんですよ、と。
　カンフーヨガの時の幸福感をさらに煮しめて濃厚にした感じ。見てしまうと精神的にも肉体的にもリフレッシュすること間違いなし、なので健康法の一種としてこれを見る、というのもあり、でしょう。あと、例によって見た後でインドカレーを食べたくなります（笑）。
　個人的には白鳥船が雲海の中から浮上してくるシーンで特にこっぴどくやられました。こういう映像つくられてしまうともうだめ。

　カンフーヨガのときはエンドクレジットが長すぎて最後は無音になったわけですが、こちらはエンドクレジットがあるのかないのかわからない程度の短さで、終わるときは一瞬です。これもまたおもしろい。とりあえず、日本の劇場公開版は歌のシーンをカットしたバージョンらしいので、フルサイズがまたAmazonにはいるのを待つことにします。あと、サントラ欲しいなあ。

　それと、S.H.Figuartsかfigmaでだすべきですよ、これ。盾6枚とか、シヴァの祭壇とか、トマホークとか赤い布とかをつけて。