Anything Goes (again) ...

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トゥームレイダー ファーストミッション(ふつうだった)

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 どうしてもアンジーのポリゴンララ再現率の高さが脳内にこびりついているこのシリーズ、アリシアで再起動というのがどうころぶのか、が課題というべきでしょうか。旧シリーズの印象をベースにすると「こんなかわいいのはのララじゃない」になりがちなわけです。
 物語はララが父親の資産を継ぐ(つまり行方不明の父親の死亡認定をする)ところから、父親が追っていた謎を追跡し、父親をみつけ、孤島の謎を解く、といういつものあれ。孤島がヤマタイだったり謎が卑弥呼だったり、というのが「?」だったし、随所に「謎解き」めいたシチュエーションがはさまるけれど、それについてはほぼ完全にスルー扱いで、とりあえずララがなんかかちゃかちゃ解いてしまう、という雑な扱いだったり、と、あれ、なんか違うぞ?がつづきます。まあ、要するにアクションなのですね。アリシアも腹筋割れてるし。
 と、いうわけで謎要素から頭を切り替えると、やるべきことはだいたいきちんとやってくれているので安定した一本、ということになります。うん、普通に楽しかったです。個人的には、随所におしゃれなセリフ回しがはさまるのが気に入りました。

 そして、帰ってからパンフレットを開いてびっくり。これ、PS4のゲームをベースにしていて、そこで邪馬壹だったり卑弥呼だったりしていた、とか、ゲームのワンシーンと比べた時にアリシア・ヴィキャンデルの再現度がむちゃくちゃ高い、とか。これ、ゲームを遊んでから見るべき映画だったのかも。当然、ゲームの二本目にあわせた続編も計画されているはずです。そうでないと、ラストの二丁拳銃購入のシーンが生きてこないし。

 結論としては、サターンからPS4への変化こそがアンジーからアリシアへのバトンタッチだった、と。そう受け止めればこれもまた王道、なのです。

 個人的にはウォルトン・ゴギンズがあいかわらずいい味をだしています。あと、ニック・フロストがかわいい(笑)。当然、次回作にもでてくるんだろうなあ、といまから楽しみです。でも、ニックの名前がどこにもクレジットされていないのはなぜ?

 ところで、卑弥呼の遺体を最後に燃やしちゃったけど、あれってサンプルちゃんと持ち帰れば病原体の他に抗体も手に入ったはずなのよね。少なくとも卑弥呼自身はその病原体にやられなかったのだから。そういうところが雑ですよ、お父さん、と。