Anything Goes (again) ...

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とりあえず記録-2

・ふらっくす
 ビジュアルとしてはまあ、楽しめた。SFの設定はありきたり。SFを知らない一般の人はこれくらいでおもしろがるのだろうか… 記憶がひきつがれるというあたりでなんかやりすぎでしょうに。随所にみられる無意味な日本趣味とか、なんともいいがたいものあり。派手なシーンとして満足できたのは玉があつまってくるところくらいか。とりあえず、Matrixはこうすれば一本ですんだのに、という意味では「おもしろかった」ですな。

・鼓動が愛
 きれいにまとまりました。でも、これってイデオンダンバインの折衷のような。明るいラストにもっていくためにさらに味が薄まっています。監督、歳とって抽象的に女性贔屓になってしまったのでは? シロッコはもっと凛とした悪役でいてほしかったし、この程度で決着する小物にしてしまったのはどうかと。これが売れると、次はZZを逆にシリアス濃くリメイクという流れもあるだろうか。それのほうが見たいかもなあ。F91のパロデイみたいなおわりかたもねえ…

・ほてる
 無難に上手におもしろい。二回見ました。クドカンを全否定するのは、丁寧に映画をつくればいいんだ、という簡単な解を示したという点でも特筆。最近の和モノは時間軸を安易に前後させることで物語の作成能力の低さをごまかすというのがはやっちゃったから、この作品が売れるのは大変に好ましいことです。特に、ユリシーズよろしく、実時間一直線でこれだけの複雑な人間模様を過不足なく描ききる力技は感動もの。監督には次は公約どうりエコじじい作品の記録を超えてほしいものです。

・ぞろ
 能天気おばかあくしょん。普通に楽しめます。見所は英語のわからない馬とかわいいフランス人でしょう(笑)。ちょっと前半だるいところもあるけれど、楽しめるつくりではありますな。

・Reflex
 兄の脚本のケレンを弟が監督することでうまくおさえこんで良質な作品になりました。監督の映像に対する暖かい感性が非常に良いバランスとなっています。唐戸氏のかっこよさは絶品。続編を強く希望します。渋谷の映画館がしんどかったのと、プログラムがポスター一枚というのが悲しかった…(ミラーマンと握手できたのは○)。
 DVDが50分×3本となったのはうれしい誤算です。売り上げ伸びたら続編もあるかなあ…

・ざすーら
 最初はあんまり乗り気でなかったのだけれど、行ってみたら大正解。まっとうに楽しめます。フランク・オズがロボの声というのはぜいたく。もちろん、主役は自転車ですが(笑)